シェーバー(14年前のパナソニック製)の充電池を交換して復活させました

2022年9月3日

こんにちは、たか爺です。

最近、14年前から使っているシェーバー(電気髭剃り)の充電池の容量が少なくなってきて、満充電しても2~3日くらいで電池が無くなるので、自分で新しい充電池に交換しました。交換後は満充電すれば20日以上も使えるようになりました。

今日は、そのシェーバーの充電池の調達方法や充電池の交換手順などを備忘録として記事にしました。
尚、商品によっても変わりますが、通常は製造打ち切り後の部品の保有期間は概ね7年から9年と言われていますが、今回は後継品という充電池を入手して交換しました

同じメーカーなら充電池の交換方法などは似たようなものだと思うので、もし参考になればと思ってこの記事を投稿しました。
しかし、製品(シェーバー)の取説に「ご自分で行うと防水機能が維持できず故障するおそれがあります」との注意書きがありましたので、もしこの記事を参考にして電池交換される方がありましたら自己責任でお願いします。

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充電池を交換するに至った経緯

私が愛用しているシェーバーはナショナル(現在のパナソニック)製のES8045で、2006年2月(14年前)に、8,000円くらいで購入したものです。
14年間使っていたもので、正確な商品名は「ナショナル リニアスムーサーES8045」です。

14年間使ったパナソニック製のES8045

購入当初は1度満充電したら、毎日使っても半月ぐらいは充電する必要がなかったように覚えています。
しかし何年も使っていると段々と充電池の持ちが悪くなり、最近では満充電しても2~3日くらいしか電池がもたない状況になりました。

取説による、蓄電池の寿命と交換
寿命:約2週間に1回の充電で3年程度(ただし、保証は1年)です。
また、フル充電しても使用回数が極端に少なくなった場合は寿命と考えられます。
(蓄電池寿命は使用・保管などの状態により大きく変化します。)

電池交換について、取説によると「防水機能維持のために電池交換はメーカー修理扱いとなります」とあり、パナソニックの定額修理サービス(メンズシェーバー)を見ると修理代は3,500円とありました。

14年間も使った約8,000円のシェーバーの電池交換に3,500円も出すくらいなら新しいのを購入しようかとも思いましたが、もし充電池が安く手に入るならダメもとで自分で電池交換ができないかな、と考えました。

ネットで「ES8045の電池交換」と入力して検索すると、全く同じことをやっている人がいました。
それは2014年に投稿された記事で、充電池の型番や組み込み時の注意点なども書いてくれていて大変参考になりました。⇩
パナソニック(National)シェーバーES8045の電池を交換してみた


商品の取説には充電池の型番は書いていませんでしたが、この記事を読むと「ESLA50L2507N」であること、先日ノーベル化学賞を受賞された吉野彰さんが発明した「リチウムイオン二次電池」であることも分かりました。

充電池の検索と購入

早速、Amazonやyahooショッピングで充電池を探したが同じ型番が無く、「ESLA50L2507N」の後継品と書かれた「ESLV9XL2507」がyahooショッピングで1,000円(送料・税込み)で販売されていた。

下記の「Web shop ゆとり」 というショップで販売されており、ストア評価も良かったので1ヶ注文した。

    yahooショッピングの詳細画面

翌々日にメール便で充電池が届いた。
箱に型番が明記されていたが充電池本体には記載されていなかった。

   メール便で届いた充電池

後で気付いたのですがAmazonにも同じものが売っていてAmazonの方が2~3割ほど安かった。Amazonで買うべきでした。
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本体の分解の仕方

早速、シェーバー本体の分解にかかりました。
商品の取説に「廃棄電池の取り出しかた」の図が書いてあったのでそれを参考に分解しました。
(この図は廃棄時に電池を取り出すための図であり修理用の図ではないことが明記されていた)

       取説に書いてあった分解図

 

この分解図を参考に、まずシェーバーの底部のネジ1本を外しに掛かりました。
精密ドライバーの+を使って外そうとしたが固着していたのか大変硬かったのでドライバーの胴体をプライヤーで挟んで回すと何とか回って外すことができた。

    底部のネジを外しているところ

底部のネジ1本を外すと、図のように底部と背部カバーが外れた。
(パーツ名称が分からないのでここでは底部、背部カバーと呼ぶことにします)

  底部と背部カバーを外したところ

次に背部のネジ4本(赤い)を、これも硬いですがネジの頭がなめられないようにしっかりと押さえながら回して外した。
(パーツの名称が分からないので、ここでは背部と呼ぶことにします。)

   背部を固定しているネジ4本

すると、背部が外れて充電池が見えてきました。

    背部を外したところ

外したもの全部を並べるとこんな感じになりました。

     分解が全て終わったところ

外した電池と新しく購入した電池を比較すると、大きさなどは全く同じであるが色が異なっていて、何処にも型番などは表示していませんでした。

青い方が古い電池で白っぽいのが新しい電池

組み立て方

新しい充電池の+-を間違えないようにシェーバー本体に組み込んでみるとピッタリ収まった。

  新しい電池を組み込んだところ

あとは分解した手順の逆で、背部を載せて左右の金属ピンを取付け、そして背部を固定する4本のネジを締めた。

次に、ヘッドの首振りをロックにするか可動にするかを選ぶスイッチが本体側面にあるのだが、これの組込み方が難しかった。

この部分は先の記事を読ませて戴いていたのである程度は分かっていたつもりだったが、実際にやってみるとよくわからなかった

  カバーの内側から見たスイッチ部分

このスイッチを組付けなかったらヘッドがフリーの状態になるだけなので特に支障は無いのだが一応ロックもできるようにしたかったのでいろいろ試行錯誤した。

結局30分くらい悩みながら、また先のブログの写真で部品の向きなどを確認しながらやっと組み立てることが出来た。
分解を始めてからトータル1時間あまりで組み立て完成。 ヤレヤレでした!!

     組み立てが完成

充電した結果、復活した!

新しい電池を組み込んですぐに電源スイッチを入れてみると、うんともすんとも言わない。なので約1時間かけて満充電した。

充電池の持ちをテストするために5分間電源を入れっぱなし×6回、動かしたがまだまだ動いてくれます。
私の髭はあまり濃いことも無いので毎朝1分余りで髭剃りが完了します。
1回の満充電で30分以上動くことが確認出来たので、私の場合20日以上は使えると推測されます。

充電池代として1,000円かかりましたが、これで充電池は新品の時と同じくらいの状態に復活したと思います。
メーカーによると充電池の寿命は3年程度ということで、また、本体があと何年持つか分からないということもあるが、あと数年は持って欲しいものです。

その他の部品交換は?

あと、メーカーの取説によると替え刃などは数年に1回くらいの交換、とのことですが私は14年間まだ1度も交換したことがありません。
Amazonを検索すると、内刃が2,002円と外刃が1,624円で、セット刃で3,024円とメーカーの販売価格の6割くらいで売っていましたので換えたいのは山々ですが、14年も使った本体があとどれだけ持つかという疑問もあるし、現状で切れ味などに特に問題を感じていないので見送ることにした。
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最後に

結構使い捨てのものが多い時代かもしれませんし、古くなったからと買い替えることが多いように思います。
しかし一部の部品を交換すればまだまだ使えるものがたくさんあると思います。

判断が難しいケースもありますが、コストを考えて安く出来るものなら資源保護の意味で長く使い続けることも大事かなと思います。

限りある資源を大切にして少しでも未来の地球環境を守りたいものですね。
髭剃りの充電池を1つ交換したくらいで偉そうなことを言ってますが、皆さんはどう考えますか?

最後までお読みいただき有難うございました。

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