カビが落ちず黒変したアルミサッシのゴム枠をDIYで新品に交換

2025年6月10日

こんにちは、DIY好きの たか爺です。

アルミサッシの窓枠ゴムにはカビが付きやすいのでカビ取り剤などで掃除しますよね。
落ち難いカビにはジェルタイプのカビ取り剤などもありますが、長年放置していたせいでいくらやっても取れない黒ずみ、黒変もあります。
そんな場合には窓枠ゴムを新しいものに交換してしまえばいいと、10年ほど前に考えたこともありました。

今日は、カビなどで黒くなったアルミサッシの窓枠ゴム(後付けビードなどという)を自分で新品のゴムに交換して奇麗になったので、備忘録を兼ねてゴムパッキンの入手方法や交換方法などを記事にして投稿しました。

以下の写真は、窓枠のゴムパッキンがカビで黒くなったしまったものですが、

窓枠のゴムパッキンを新品に取り替えると、以下のように奇麗になりました。


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窓枠ゴム交換に至った訳

我が家の窓枠ゴムは元々は白いゴム枠でしたが、30年以上も経ち黒カビが固着して、縦部分は所々黒っぽくシミみたいになっている程度ですが下部は全体が真っ黒になっていました。
強力なカビ取り剤で何度も掃除しても全く落ちないので、今回はこのゴム枠を交換する方法を真剣に考えました。

窓枠ゴムを新しいものに交換するとなると、業者に依頼すれば高額の出費になるだろうし、安くするために自分でやるにはやり方が分からない、ということで数年前から放置していました。
最近、定年退職して年金暮らしで生活費に余裕はないが、毎日が日曜日というくらい時間はたっぷりあるので、改めて自分でできる限り安く交換する方法などをネットで検索し、他の方の知識もお借りして勉強させて戴きました。

アルミサッシの構造は2種類

アルミサッシの構造などについて色々調べたら、サッシ本体にガラス板を固定するゴムパッキンが2種類あることが分かった。
簡単な図で示すと以下ように、「後付けビード」または 「グレチャン」というゴムパッキンでガラス板を支えているという違いです。

後付けビードはガラス板の表側からと裏側からの両側からそれぞれ押し込んでガラス板を支えていますが、グレチャンはガラス板の表側から裏側までを包んで一体になって支えているものです。

今、我が家で問題にしている、出窓にある左右のFix窓(先の写真部分)ですが、ゴムパッキンの端を少しほじくったら簡単に捲れてきて、後付けビード であることがわかった。もしグレチャンなら裏側までつながって一体になっているのでほじくって引っ張ってもついてきません。 
また後付けビードの適合サイズは、サッシ本体とガラス板のすき間(クリアランスと言い)で決まり、このクリアランスに合ったビードを押し込んでガラス板を支える訳です。

このすき間を測ったら約4mmであったのでクリアランス4mmの後付けビードで、色がホワイトのものが欲しいことが分かった。

窓枠ゴム(後付けビード)が販売されているか探すことに

ネット通販の販売例

窓枠ゴムパッキンはメーカーによって呼び名が違うみたいで、「後付けビード」とか「グレイチングビード」、「気密材」などと呼ばれていることがわかった。
また、私が参考にした記事によると、サッシメーカーはゴムパッキン(純正品)を代理店経由のみで販売、かつ交換は指定工事業者だけが施工できる仕組みを構築しているらしく、どうりでどこのホームセンターを探しても売っていない訳です。
通販サイトで類似の名称の商品を探したら、Amazonでは見つけることが出来なかったが、yahooショッピングと楽天市場の店舗などで一部の商品を販売しているのを見つけました。
店舗によってはメーター単位での切り売りであったり、10m巻、20m巻などの商品がありと販売形態はいろいろでした。
形状は多少違っても、クリアランスが同じならばメーカーとかは関係く使えるそうで、我が家のサッシは三協アルミでしたがトステム用で問題なく使えました。
参考までに、商品としてはクリアランスは3mmのものから、4mm、5mm・・・といろいろ用意されているようです。

私は今回、クリアランス4mmのホワイトのビード@98円を7m注文しました。
ネコポス配達とかで送料が320円だったので合計1,006円でした。

ゴム枠交換の作業方法は

商品を見つけても自分で交換できないと意味がないので、DIYで交換する方法もネット検索しました。
少し古い記事でしたが10年前と6年前の2つの記事を見つけて参考にさせてもらいました。(この記事のURLを最下部に記載しておきます)
アルミサッシの構造が分かったし、作業方法も割と簡単で、少しコツがあることも分かった。
❶古いゴムパッキンを外し、
❷サッシに付着したカビなどをきれいに取り除いて、
❸端から新しいゴムパッキンを順に押し込んでいく
ということでした。
コツとしては、経年劣化で縮むことを考慮して決して引っ張って伸ばさず、逆に縮めて入れるくらいの気持ちで押し込んでいくことです。

実際の作業は

注文したら2日ほどで到着した。
白色の後付けビードの7mです。断面は写真のようなものでした。

作業前の準備として、マイナスドライバー、ラジペン、カッターナイフ、割りばし、カビキラー、ペンなどを用意しました。

最初に、古いゴムパッキンの端っこ(窓のコーナー辺りにある)をマイナスドライバーなどで起こし、ラジペンで掴んで引っ張り出していきます。

ゴムパッキンを全部取り除いてしまうとガラス板がずれたりするか分からないので、
とりあえず縦部分のゴムパッキンをめくり、サッシとガラスの汚れをカビキラーなどで掃除して奇麗にした。

その後は水拭きしてから空拭きもした。
カビキラーを使うので部屋の喚起をよくして作業。

掃除が終わったら、端からすき間に新しいゴムパッキンを順に押し込んでいく。
指で押し込んでもよいが割りばしなどを使うとうまくいった。あまり強く押し込みすぎると凹んでしまいそう。
ドライバーの先などはゴムに傷が付くので使わない方が良い。

ゴムがあとで縮むことも考慮して、引っ張らないで押し込んでいくこと。

角部分は切り込みの位置を若干長めに取ってペンなどで印をつけ、

切り込みを入れたら押し込んでいく。
縦部分(右)が終わったら続いて上の部分を同様にし、次いで縦部分(左)を、最後に下部を。

最後は少し(1cmほど)長めにカットして、圧縮する感じで無理やり押し込む。

1周して完成。黒ずんでいた窓枠のゴムパッキンがきれいになりました。

最後に

長年何とかしたいと悩んでいたアルミサッシの黒く変色したゴムパッキンでしたが、1000円ほどでやっときれいになりました。
もし同じようなことを考えている方がいらっしゃいましたらご参考までに。ただし、DIYは自己責任でお願いします。

我が家では他に、グレチャンを使ったサッシもゴム枠が汚くなったものがあるので、いづれはこれらもDIYによる交換に挑戦したいと考えています。
グレチャンの場合は、アルミサッシをばらしガラス板を外しての交換作業になると思うので、やり方などを余程勉強してやらないと失敗するかと。
その時はまた記事にしたいと思います。

今回は以下の記事を参考にさせていただきました。
特に❷の記事は非常に詳しく解説してくださっていて、大変ありがとうございました。
ゴムパッキン交換する(お風呂の大掃除② )
DIYにより浴室ドアのパッキンを交換 (グレイジングチャンネルから後付ビートへ取り替え)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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