ジャロジー窓をポリカ中空板で断熱、浴室のヒートショック対策

2022年4月14日

こんにちは、DIYが大好きなたか爺です。

つい最近、我が家の浴室のジャロジー窓に、DIYで内窓などを作って寒さ対策をしました。
実際に作った内窓である程度の断熱効果が確認出来たので、今日はジャロジー窓の寒さ対策として、ポリカ中空板などを使った簡易的な断熱方法をご紹介したいと思います。

ジャロジー窓とは

みなさんはジャロジー窓(ルーバー窓ともいう)というものをご存知ですか?

次の写真のように、何枚もの細長いガラス板をブラインドのように並べ、窓の脇に付いているハンドルを回してガラス板を開閉する窓のことです。

ジャロジー窓 (ルーバー窓)

ハンドルを回すことでガラス板の開閉角度を調節でき、ガラス板が外側に下がった状態で開くので、雨天でも少しの開閉角度にすれば雨水の侵入を防ぎながら換気することも可能です。(全開にするとガラス板が水平になります)

ハンドルを回して窓を開閉する

このハンドルが付いているせいで、内窓が簡単には付けられない訳です。

1990年代後半まで、換気性が求められる浴室やトイレや台所等の窓に採用されている住宅もあり、我が家もキッチンと洗面所、浴室に合わせて4個のジャロジー窓を付けてもらいました。
しかし、後で分かったことですが、ジャロジー窓は、断熱性が非常に悪く防犯性が低いという大きな欠点があるため、その後は殆んど採用されなくなったそうです。

断熱性能が悪い理由
断熱性が悪い原因は、ジャロジー窓は何枚ものガラスをブラインド状に組み合わせているので、どうしても隙間ができるからです。
気密性が低いため、冬には冷気が、夏には熱風がすき間風として吹き込んだりして暖冷房の効率がかなり落ちます。
最近の新しい住宅ではジャロジー窓をほとんど見かけませんが、断熱対策としてガラス板を複層ガラスに改良されたものもあるそうです。
防犯性が低い理由
また、隙間があるため外部からでも簡単にガラスを破壊することが出来、早ければ1分ほどで人が侵入できる程度のガラスを外すことが出来るため、防犯性が非常に低く、窓に格子を付けるなどの対策が必要になります。
実際に我が家でも、建築後10年ほどの頃に、4つのジャロジー窓のうち、1つにいたずらされたような痕跡が見られたので4ヶ所ともに面格子を取付けて防犯対策をしています。

最近ではジャロジー窓を付ける人はほとんどいないそうですが、防犯対策として面格子を取り付けるなどしたジャロジー窓が採用されている事例も稀にあるそうです。

以前から、特に冬の寒い日は、風呂へ入る時には大変寒い思いをしていた訳ですが、ジャロジー窓の構造上、内窓を取付けるなどの防寒対策は難しく、そのまま放置になっていました。
しかし最近、私も高齢者の仲間入りをしたので入浴時のヒートショックが気になり、改めて防寒対策を検討することにしました。

冬はヒートショックに注意

冬場の入浴時などのヒートショックについて、日本医師会の「健康トピックス」には、急激な温度の変化によって血圧も変動し、心筋梗塞などに至る危険性があると書かれています。

冬場の入浴では、暖かい居間などから寒い風呂場へ移動するため、熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がります。
お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧が何回も変動することになります。
血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながりかねません。

オムロンの ” 冬の「ヒートショック」を防ぐ5つの対策 " を以下に引用しました。

東京都健康長寿医療センターの調査によると、2011年にヒートショックによって入浴中に死亡した人は、約1万7000人と推定され、その数は交通事故の死亡者より多くなっています。同センター循環器内科の鳥羽梓弓医師は、「ヒートショックによる入浴関連死は、65歳以上が80%以上を占めており、特に75歳以上の高齢者が多くなっています。 

ということで、入浴時に裸になる脱衣所と浴室の寒さ対策を1番に考えることにしました。
ただ、我が家の場合、この部屋にはどちらもジャロジー窓があり、すき間だらけで暖房をしても中々効果が得られないので、先にジャロジー窓の断熱対策を改めて検討することに。

先に述べたように、ジャロジー窓にはハンドルがあるので断熱対策は難しく、過去に何度か検討をしたが挫折した経緯があります。
すき間風などを無視できるくらい強力な暖房機を導入するにしても、地球環境のために省エネを考えれば、やはり窓の断熱対策は必須でしょう。

浴室ジャロジー窓などの断熱方法

ネットを検索すると、やはりジャロジー窓の断熱方法は難しいのでリフォームして枠ごと窓を交換するというものがありましたが、その場合は外壁(我が家の場合はサイディング材)を剥さなければという大変大がかりな工事で、大変な費用がかかります。また、簡易的ではあるがポリカーボネート中空板やプラダンを窓の内側に貼り付けて冷気を防ぐという方法などもありました。

完璧な断熱対策は難しいので、ある程度は効果のありそうな方法で妥協しようと考え、真似する訳ではありませんが、明るさを確保するために透明若しくは半透明のプラダンなどを使うしかないと思い、これを窓枠の手前(内側)に、窓全面を塞ぐような形で貼り付けて簡易的な防寒対策をすることを検討しました。

以下の写真が浴室の窓で、大きめのフィックス窓の右側にジャロジー窓が連結しています。

断熱対策する前のジャロジー+フィックス窓

まずはフィックス窓の断熱対策

既に左側のフィックス窓には、断熱材(プチプチ) を水で貼ってあります。これは昨年行なった防寒対策で、イオンで売っていたものです。
その上に断熱材を2枚貼り付けます。

まずはぴったりのサイズに切ったプラダン1枚と、更にその上からポリカ中空板を1枚重ねてはめ込みました。
ポリカ中空板2枚の方が良いのですが、コストを抑えるためにプラダン1枚+ポリカ1枚にした訳です。

購入したポリカ中空板

ポリカはカーポートに使われているように紫外線などに強いですが価格は2倍ほどします。その点、プラダンは安価ですが劣化しやすく、2~3年でボロボロになるそうです。冬が終われば外してしまっておく場合はもっと長持ちするかも。

プラダン、ポリカ中空板の加工

プラダンよりもポリカ中空板の方が少し硬いですが普通のカッターナイフで切断できます。
これらを窓に貼り付ける場合、筋が縦になるようにします。


縦横の寸法を測って細マジックで線を引き、線に定規を当てながらカッターナイフを引いて切ります。

縦方向は簡単ですが、横方向はカタカタッとなりながら、一度では切れないので何度か引きながら切ります。

リカ中空板を切断するところ

そして、プラダン板を先に、ポリカ中空板をその上から被せるようにはめ込みました。
(固定は、あとで上から突っ張り棒とスポンジで押さえます)

プラダン板とポリカ板をはめ込んだところ

ジャロジー窓は簡易内窓で

次に、ジャロジー窓用のポリカ中空板を、窓の寸法通りにカットして左右に縦フレームを挟み込んで「内窓」を作ります。
安価で便利な簡易内窓フレームやレールなどが売っているのでこれを利用しました。
以下の写真がそれです。



この時、ポリカ中空板の寸法が足りなかったので上下に2枚を継ぎ足し、また、ジャロジーのハンドルが当たる部分を切り欠いておきます。

ジャロジー窓の「内窓」

そして、ジャロジー窓の手前下部に「下レール」を両面テープで貼り付けます。

ジャロジー窓の手前上部には「上レール」を両面テープで貼り付けました。

そこへ、先ほどカットして作った「内窓」をはめ込みます。

ポリカ製「内窓」をはめ込んだところ

「内窓」を全閉にすると、ハンドル部分は切り欠いてあるので当たらず、窓枠と隙間もなくピッタリ閉まりました。

既存窓とのすき間を塞ぐ

次に、ポリカ中空板を押さえつけるために、ダイソーで買ってきた突っ張り棒を、窓の両サイドにかけて2本取付けます。

さらに、ダイソーで買ってきたスポンジを4分の一にカットして、突っ張り棒と、ポリカ中空板の間に押し込みます。
このスポンジによってポリカ中空板が既存窓に押し付けられ、すき間を無くします。

しかし、フィックス窓にはめ込んだポリカ中空板と内窓の重なり部分を見ると、1cmほどのすき間があったので、百均で購入したすき間テープを内窓の外側に貼ってすき間を塞ぎました。


この状態でジャロジー用のポリカ製「内窓」をスライドしてスムーズに開閉できることを確認します。
固くてスムーズに動かなければ突っ張り棒またはスポンジの押さえを緩くするなりして調整します。
調整できれば完了です。

使った材料と費用など

購入した材料は以下の通りで、ネットでも売っていますが今回はホームセンターと百均の店で調達しました。
(ホームセンターで調達したもの)
ポリカ中空板(クリヤ) 1、820×910×4  @2、508円 1枚

プラダン(ナチュラル) 900×600×4mm    @398円 1枚
簡易内窓フレーム     L=1、000mm @173円 1本
簡易内窓フレーム取っ手付きL=1、000mm @360円 1本
簡易内窓フレーム下レール L=1、000mm @151円 1本
簡易内窓フレーム上レール L=1、000mm @272円 1本
(百均で調達したもの)
伸縮式突っ張り棒     115-190cm @220円 2本
すき間テープ   10mm×30mm×2m @110円 1本

費用は合計で4,513円でした。

尚、冬が終わればこれらの内窓やポリカ板などは外して直射日光の当たらないところで保管し、また次のシーズンに備えるつもりです。
ポリカは対候性があるが、プラダンは紫外線などで劣化して数年ぐらいしかもたないらしい。
しかし、プラダンでも冬場だけなら10年くらいは使えるのではないかと期待しています。

これで外からのすき間風を防ぐことが出来、窓ガラスからの冷気も和らげられ、かなりの防寒対策になっています。
ここに、暖房機を設置してヒートショックを防ぐようにしています。
設置した暖房機は、山善の壁掛けタイプのセラミック温風ヒーターで、壁掛けタイプなので狭い脱衣所が狭くならず、2重窓のお陰で比較的早く暖かくなりました。
電気代は1日30円くらいで済んでいます。

暖房機と窓の断熱による暖房効果などについては以下の記事で投稿していますので、良かったらそちらも読んでみてくださいね。

冬の脱衣所の暖房、壁掛け温風ヒーターの取付け&使用レポート

その後更に、このジャロジー窓の寒さ対策だけでは十分だと感じ、この窓を3重窓にしました。以下はその記事です。

ポリカ中空ボードで3重窓の製作、浴室のジャロジー窓の寒さ対策

長々と書きましたが、もし参考になることがありましたら幸いです。

最後までお読みいただき有難うございました。