ジャロジー窓をポリカ中空板で断熱、浴室のヒートショック対策

2023年12月23日

こんにちは、DIYが大好きなたか爺です。

ジャロジー窓のすき間風などで寒くて困っている方はありませんか?
風呂場や脱衣所なら服を脱ぐので、真冬の寒さは危険レベルで、ヒートショックなどが危惧されますよね。

寒いジャロジー窓 (ルーバー窓)

つい最近、我が家の浴室のジャロジー窓に、DIYで内窓などを作って寒さ対策をしました。

30年ほど前に建てた我が家には、合わせて4つ(キッチンと洗面所、浴室)のジャロジー窓があり、以前からジャロジー窓の寒さ対策には大変苦労していました。
今日は、その内の浴室のジャロジー窓にポリカ中空板などを使った簡易的な断熱方法をご紹介したいと思います。
実際に簡易内窓を作って、ある程度の断熱効果が確認出来たので投稿しました。

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ジャロジー窓とは

みなさんはジャロジー窓(ルーバー窓ともいう)というものをご存知ですか?
何枚もの細長いガラス板をブラインドのように並べ、窓枠の内側に付いているハンドルを回してガラス板を開閉する窓のことです。

次の写真のように、ハンドルを回すことでガラス板の開閉角度を調節でき、ガラス板が外側に下がった状態で開くので、雨天でも少しの開閉角度にすれば雨水の侵入を防ぎながら換気することも可能です。(全開にするとガラス板が水平になります)

ハンドルを回して窓を開閉する

このハンドルが付いているせいで、邪魔になって内窓が簡単には付けられない訳です。

1990年代後半まで、換気性が求められる浴室やトイレや台所等の窓に採用されている住宅もあり、我が家もキッチンと洗面所、浴室に合わせて4個のジャロジー窓を付けてもらいました。
しかし、後で分かったことですが、ジャロジー窓は断熱性が非常に悪く、防犯性も低いという大きな欠点があるため、その後は殆んど住宅に採用されなくなったそうです。

断熱性能が悪い理由

断熱性が悪い原因は、ジャロジー窓は何枚ものガラスをブラインド状に組み合わせているので、どうしても隙間ができるからです。
気密性が低いため、冬には冷気が、夏には熱風がすき間風として吹き込んだりして暖冷房の効率がかなり落ちます。
最近の新しい住宅ではジャロジー窓をほとんど見かけませんが、断熱対策としてガラス板を複層ガラスに改良されたものが販売されているそうです。

防犯性が低い理由

また、隙間があるため外部からでも簡単にガラス板を破壊することが出来、早ければ1分ほどで人が侵入できる程度のガラスを外すことが出来るため、防犯性が非常に低く、窓に格子を付けるなどの対策が必要になります。
実際に我が家でも、建築後10年ほどの頃に、ジャロジー窓の1つにいたずらされたような痕跡が見られたので面格子を取付けて防犯対策をしています。

最近ではジャロジー窓を付ける人はほとんどいないそうですが、防犯対策として面格子を取り付けるなどしたジャロジー窓が採用されている事例も稀にあるそうです。

冬の浴室はヒートショックに注意

以前から、特に冬の寒い日は、風呂へ入る時には大変寒い思いをしていた訳ですが、最近まではこんなものだと思っていました。
一時は寒さ対策を検討したこともありましたが、ジャロジー窓の構造上、ハンドルが付いているので内窓を取付けるなどの防寒対策は難しく、そのまま放置になっていました。

しかし最近、私も高齢者の仲間入りをしたので入浴時のヒートショックが気になり、改めて防寒対策を真剣に検討することにしました。

冬場の入浴時などのヒートショックについて、日本医師会の「健康トピックス」に、急激な温度の変化によって血圧も変動し、心筋梗塞などに至る危険性があると以下のように書かれています。

冬場の入浴では、暖かい居間などから寒い風呂場へ移動するため、熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がります。
お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧が何回も変動することになります。
血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながりかねません。

 

オムロンの ” 冬の「ヒートショック」を防ぐ5つの対策 " にも以下のように書かれていました。

東京都健康長寿医療センターの調査によると、2011年にヒートショックによって入浴中に死亡した人は、約1万7000人と推定され、その数は交通事故の死亡者より多くなっています。同センター循環器内科の鳥羽梓弓医師は、「ヒートショックによる入浴関連死は、65歳以上が80%以上を占めており、特に75歳以上の高齢者が多くなっています。 

ということで、入浴時に裸になる脱衣所と浴室の寒さ対策を改めて考えた訳です。

ただ、我が家の場合、脱衣所と浴室のどちらもジャロジー窓があり、そのすき間のために暖房をしても中々効果が得られないので、まずはジャロジー窓の断熱対策を改めて検討することに。

すき間風などを無視できるくらい強力な暖房機を導入するよりも、地球環境のために省エネを考えて窓の断熱対策は必須です。

浴室ジャロジー窓などの断熱方法

ネットを検索すると、やはりジャロジー窓の断熱方法は難しいのでリフォームして枠ごと窓を交換するというものがありましたが、その場合は外壁(我が家の場合はサイディング材)を剥さなければという大変大がかりな工事で、大変な費用がかかります。
また、簡易的ではあるがポリカーボネート中空板やプラダンを窓の内側にピッタリと貼り付けて空気層(断熱層)を作り冷気を防ぐという方法などがネットにありました。

完璧な断熱対策は難しくてもある程度は効果のありそうな方法で妥協しようと考え、真似する訳ではありませんが、明るさを確保するために透明若しくは半透明のポリカーボネート中空板を使うしかないと思い、これを窓枠の手前(内側)に、窓全面を塞ぐような形で貼り付けて簡易的な防寒対策をすることを検討しました。

以下の写真が我が家の浴室の窓で、大きめのフィックス窓の右側にジャロジー窓が連結しています。

対策する前のフィックス窓+ジャロジー窓

まずはフィックス窓の断熱対策を

既に左側のフィックス窓には、断熱材(プチプチ) を水で貼ってあります。これは昨年行なった防寒対策で、イオンで売っていたものです。
その上に断熱材を2枚貼り付けます。空気層が断熱層になり、これを作ることでこの部分の断熱対策としました。

まずはぴったりのサイズに切ったプラダン1枚と、更にその上からポリカ中空板を1枚重ねてはめ込みました。
ポリカ中空板2枚の方が良いのですが、コストを抑えるためにプラダン1枚+ポリカ1枚にした訳です。

購入したポリカ中空板

ポリカはカーポートに使われているように紫外線などに強いですが価格は2倍ほどします。その点、プラダンは安価ですが劣化しやすく、2~3年でボロボロになるそうです。冬が終われば外してしまっておく場合はもっと長持ちするかも。

プラダン、ポリカ中空板の加工

プラダンよりもポリカ中空板の方が少し硬いですが普通のカッターナイフで切断できます。
これらを窓に貼り付ける場合、筋が縦になるようにします。


縦横の寸法を測って細マジックで線を引き、線に定規を当てながらカッターナイフを引いて切ります。

縦方向は簡単ですが、横方向はカタカタッとなりながら、一度では切れないので何度か引きながら切ります。

リカ中空板を切断するところ

そして、プラダン板を先に、ポリカ中空板をその上から被せるようにはめ込みました。
(固定は、あとで上から突っ張り棒とスポンジで押さえます)

プラダン板とポリカ板をはめ込んだところ

ジャロジー窓は簡易内窓で

次に、ジャロジー窓用のポリカ中空板を、窓の寸法通りにカットして左右に縦フレームを挟み込んで「内窓」を作ります。
安価で便利な簡易内窓フレームやレールなどが売っているのでこれを利用しました。
以下の写真がそれです。



この時、ポリカ中空板の寸法が足りなかったので上下に2枚を継ぎ足し、また、ジャロジーのハンドルが当たる部分を切り欠いておきます。

ジャロジー窓の「内窓」

そして、ジャロジー窓の手前下部に「下レール」を両面テープで貼り付けます。

ジャロジー窓の手前上部には「上レール」を両面テープで貼り付けました。

そこへ、先ほどカットして作った「内窓」をはめ込みます。

ポリカ製「内窓」をはめ込んだところ

「内窓」を全閉にすると、ハンドル部分は切り欠いてあるので当たらず、窓枠と隙間もなくピッタリ閉まりました。

既存窓枠とのすき間を塞ぐ

次に、ポリカ中空板を押さえつけるために、ダイソーで買ってきた突っ張り棒を、窓の両サイドにかけて2本取付けます。

さらに、ダイソーで買ってきたスポンジを4分の一にカットして、突っ張り棒と、ポリカ中空板の間に押し込みます。
このスポンジによってポリカ中空板が既存窓枠に押し付けられ、すき間を無くします。

しかし、フィックス窓にはめ込んだポリカ中空板と内窓の重なり部分を見ると、1cmほどのすき間があったので、百均で購入したすき間テープを内窓の外側に貼ってすき間を塞ぎました。


この状態でジャロジー用のポリカ製「内窓」をスライドしてスムーズに開閉できることを確認します。
固くてスムーズに動かなければ突っ張り棒またはスポンジの押さえを緩くするなりして調整します。
調整できれば完了です。

簡易内窓を開けたところ

使った材料と費用など

購入した材料は以下の通りで、ネットでも売っていますが今回はホームセンターと百均の店で調達しました。
(ホームセンターで調達したもの)
ポリカ中空板(クリヤ) 1、820×910×4  @2、508円 1枚

プラダン(ナチュラル) 900×600×4mm    @398円 1枚
簡易内窓フレーム     L=1、000mm @173円 1本
簡易内窓フレーム取っ手付きL=1、000mm @360円 1本
簡易内窓フレーム下レール L=1、000mm @151円 1本
簡易内窓フレーム上レール L=1、000mm @272円 1本
(百均で調達したもの)
伸縮式突っ張り棒     115-190cm @220円 2本
すき間テープ   10mm×30mm×2m @110円 1本

費用は合計で4,513円でした。

尚、冬が終わればこれらの内窓やポリカ板などは外して記号番号などを貼っておき、直射日光の当たらないところで保管して次のシーズンに備えるつもりです。
ポリカは耐候性があるが、プラダンは紫外線で劣化して数年ぐらいしかもたないらしい。
しかし、プラダンでも冬場だけなら10年くらいは使えるのではないかと期待しています。

これで外からのすき間風を防ぐことが出来、中空板の断熱層によって窓ガラスからの冷気も和らげられ、かなりの防寒対策になっています。

最後に

既にジャロジー窓のついているお宅の場合、寒さ対策と同時に防犯対策として面格子などを取り付けることをお勧めします。

また、真冬になって外気温が0℃くらいになると、浴室は4~5℃くらいになり窓の断熱だけでは寒さは凌げませんよね。
だから私は、暖房機を設置してヒートショックを防ぐようにしています。

私が脱衣所に設置した暖房機は、山善の壁掛けタイプのセラミック温風ヒーターで、浴室の方向に温風を出します。
壁掛けタイプなので狭い脱衣所が狭くならないし、2重窓などによる断熱のお陰で比較的早く暖かくなりました。
電気代は1日30円くらいで済んでいます。

暖房機と窓の断熱による暖房効果などについては以下の記事で投稿していますので、良かったらそちらも読んでみてくださいね。

冬の脱衣所の暖房、壁掛け温風ヒーターの取付け&使用レポート

その後更に、このジャロジー窓の寒さ対策だけでは不十分だと思い、この窓の上から更にポリカ板で3重窓にしました。以下はその記事です。

ポリカ中空ボードで3重窓の製作、浴室のジャロジー窓の寒さ対策

長々と書きましたが、もし参考になることがありましたら幸いです。

最後までお読みいただき有難うございました。

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