住宅用火災報知器の取り付け、取り換え手順など
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こんにちは、危険物取扱者の高齢者じじい、 たか爺 です。
毎年11月に1週間、「秋の全国火災予防運動」が行われています。
この時期は暖房器具を使い始めることから火災が発生しやすくなるので、毎年この時期に行われているようです。

日本では15年ほど前に「火災報知器、火災警報器」の設置が義務化され、皆さんの住宅にも設置していると思います。
次の写真は一例です。

火災報知器には有効期限がある
その火災報知器には有効期限があり、設置から約10年が目安です。
10年が経過すると電子部品の劣化や電池切れなどにより、火災を適切に感知できなくなる可能性があるためで、設置時に張り付けた「交換期限」になったら本体を交換する必要があります。
期限切れや設置されていない場合、法律上の直接的な罰則は無いそうですが、例えば賃貸物件の場合などで、火災で死傷者が発生すると貸主が損害賠償責任や業務上過失致死傷罪に問われるリスクがあるため注意が必要です。
我が家の報知器の有効期限を見ると、15年も経っていたので慌てて新しい報知器に取り換えることにしました。
今日はこの「火災報知器」を取り換える手順、という話を投稿しました。
火災報知器の有効期限を確認
私の住んでいる町ではこの運動期間中に、地元の小学生が「火災報知器の有効期限を確認しましょう」という町内放送をしてくれました。
火災警報器の有効期限は10年なので、買い替えもしくは電池の交換が必要です。
早速、我が家の火災報知器の設置日を確認したら15年も前だった。

設置してから15年も経っていたものの、古い報知機は電池も切れておらず、点検ボタンを押すとまだ正常に作動していました。
電池だけを新しいものに交換することもできるようですが、本体の有効期間が10年と書かれていたことと、火災報知器本体1個が2,000円弱なのに対して電池の価格が1個1,000円ほどしたので今回は本体を新品にすることにしました。
火災報知器の選定、価格は
通販サイトで「火災報知器」で検索してみると、東芝やニッタン、能美防災、ホーチキ、パナソニックなどの一流メーカー物が、1個2,000円~2,500円くらいで販売されていました。
中でもパナソニック製の火災報知器(SHK48455)が比較的安価で売っていました。
パナソニック製なら製品として安心ですし、ヤフーショッピングでは4個まとめ買い品が安かったのでこれを購入することに。
今回は、元々3か所(寝室×2、階段上)に設置していたものを新しいものに交換し、キッチンに1つ追加するので4個の購入を。
近所の家電量販店を覗いたら結構いい価格なので通販サイトのAmazonやヤフーショッピング、楽天市場などで価格を比較。
4個必要なので4個を一番安く購入する方法を探したところ、ヤフーショッピングでの4個セットが一番安かったのでこれを購入することに。
価格は送料無料で8,280円でしたが、この日は16%のPaypayポイントがもらえるということで実質価格は4個で6,955円となり、1個当たり1,740円ほどになりました。
(尚、価格やポイント%は日によって変わりますのでご注意ください)
この記事の最後に広告を載せておきますので良かったら覗いてみてくださいね。
尚、パナソニック製品には同じ性能の商品を品番を変えて販売しているものがあるそうです。
SHK48455とはSHK70301Pはその一例で、販売ルートや若干の仕様の違い(あかり)で店頭販売価格は大きく異なります。
今回私は安価なSHK48455を選びました。
以下はPanasonicより切り取りしたものです、ご参考に。

私が今回のパナソニック製品(SHK48455)を気に入った理由はもう一つあり、それは「薄型」のデザインです。
パナソニック製(SHK48455)は超薄型
最近の火災報知器は全体的にデザインも良いです。
今回私が買ったパナソニック製火災報知器(SHK48455)はかなり薄いデザインでスマートです。
円柱型は同じですが、直径は5mmほど小さくなり、厚みがかなり薄いです。
15年前に設置したものに比べたら半分くらいの薄さで、夜に部屋の照明を付けた時に天井に出来る影が小さくなっています。
新旧の2個を並べてみると厚みがこんなに違います。

従来品の厚みが37mmくらいあるのに対して

新しいパナソニック製品は18mmくらいと、半分以下の薄さです。

照明を付けた時の天井に映る報知器の影を気にする人はあまりいないとは思いますが、超薄型のグッドデザインです。
火災報知器の設置場所は
初めて取り付ける場合は、設置場所を考える必要があります。
設置場所は消防庁やメーカーのホームぺージなどに記載されていますが、市町村条例に定めがある自治体もあるので確認が必要です。
その辺は自治体のホームページでご確認ください。
我が家の場合は、国の設置基準として各寝室と階段が指定されている以外に、私の町では「推奨」として台所が指定されていたので今回はここにも追加で設置することにしました。
製品の開封、電池の組付け
届いたパナソニック製品の化粧箱を開けるとこんな感じでした。

説明書と本体以外にリチウム電池1個と取付けねじ2本が入っていました。

ふた(取付け板)は軽く押さえながら左に回すと外れます。

電池のコネクターを本体に差し込みます。

きっちりと線を収めるとこんな感じになり、マジックなどで設置した日付を記入しました。

取り換え作業
まずは、古い報知機を外します。
古い取付けねじを外しても取り付け台が天井にぴったりとくっついている場合は、写真のように端っこの方をマイナスドライバーなどで軽くこじたら取れました。

この時、天井に傷をつけないように注意します。
古い報知機を外したあとに、写真のように2個のねじ穴と丸い跡形(青い円の中)が残る場合がありますが、これは仕方ありません。

今回購入した報知器は古い物より直径が5mmほど小さいので、穴の位置が少し変わりますがこれも仕方ありません。
ねじ穴の位置がぴったりの物を探すのは無理かと思いますので。
1個は古いねじ穴を利用して仮固定し、もう1個の穴が隠れて見えないような位置にねじをねじ込んで取付け部を固定します。

これに電池を組み込んだ本体を、位置を合わせて軽く押さえながら右に回すと「カチツ」と固定されます。

これで取付けは完了です。

最後に、火災報知器が正常に作動するかのテストが必要なので、白いボタンを軽く押します。

すると、ボタンが赤く光って「ビーツ、正常です」と鳴ります。

これで設置が完了です。
最後に
これで新しい火災報知器に交換したので少しは安心ですね、10年間は。
火災報知器は万一火災が発生した時に早期に知らせて被害を大きくしないための報知器・警報機です。
したがって火災が発生した時に知らせてくれるだけで、火災を防いでくれる訳ではありません。
冬場には火災のニュースをよく耳にしますが、火事は本当に悲惨です。
築き上げてきた財産を灰にし、命まで亡くす場合もあります。
皆さん、火の元には十分ご注意くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。




















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