自動清掃機能のエアコンが匂うのでDIYで内部洗浄して消臭

2022年8月24日

こんにちは、たか爺です。

今日は、自分でエアコンの内部洗浄(冷却フィンと送風ファン)をした時の話を綴ります。

まだまだ残暑が厳しいですが、皆さんの家ではエアコンのスイッチを入れた時に変な匂いがしませんか?
今回、自分で内部洗浄した我が家のエアコンは、購入して5年余り経過したもので、昨年までは何ともなかったのです。
自動清掃機能付きなので掃除の必要はないと思ってたんですが、起動直後だけですが「臭い」というので室内機の内部洗浄を自分で行い、その結果 ほとんど改善されました。

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 エアコンの自動清掃機能とは

 エアコンのパネルを開いて初めて分かったんですが、どんなエアコンでも冷却フィン(アルミの羽根)の表面にホコリの侵入を防止するためにフィルターが付いている訳ですが、自動清掃機能というのはこのフィルターに付着したホコリを「自動で定期的に掃除」をする装置が付いています。

表面のパネルを開くと、自動でフィルターを掃除する装置がフィルターの手前に付いていて、この構造や外し方がメーカーや型番によって違います。

そして自動で掃除した時のホコリを小さいタンク(ダストボックス)に貯めていて、このダストボックスに溜まったホコリを手動で取り除く必要があるのだそうです。

エアコンの内部洗浄をするにはこの装置を外す必要があります。

 専門業者に依頼した場合の費用は

 プロの洗浄業者に依頼すると、普通のエアコンで1台10,000円くらい、自動清掃機能付きでは1台20,000円も取られるそうです。(高っか!)

あまり高いので自分で洗浄出来ないのか、またどんな洗浄剤があるのかについてネットで調べるとたくさんのエアコン洗浄動画などを見つけました。

DIYのたか爺ですから、それらの動画などを参考にさせて戴き、自分で室内機の内部洗浄を行いました。

プロが使うような高圧洗浄機などは高くて買えませんが、スプレー式の洗浄剤がいろいろ市販されていて、「洗浄効果がありましたよ」、という何人もの書き込みを見たので思い切って自分で行うことにしました。

エアコンの洗浄箇所は2つ

エアコン室内機の洗浄箇所は2か所あります。

1つは冷却フィンでもう1つは送風ファンです。
この部分に汚れが付き、またそれにカビが発生しやすいのです。

この2か所は材質が違うので洗浄剤も使い分ける必要があります。
冷却フィンはアルミで出来ていますし、送風ファンは樹脂製が多いようですが、ホームセンターでよく売っているのは冷却フィンの洗浄剤だけで、ファンの洗浄剤はほとんど置いていません。

近所のホームセンター4件を回ったんですがやはりファン用の洗浄剤はありませんでした。

ネットで「エアコンのファン洗浄剤」を検索するとユーチューブに動画もあり、よく利用する通販のアマゾンでも売っていました。

価格はファン洗浄剤が2,500~3,000円ほどで、フィン洗浄剤は400~600円くらいでした。

 室内機の洗浄の準備

 洗浄の仕方についてはユーチューブの動画を見て戴いた方が分かりやすいかと思います。

ただ自動清掃機能付きのエアコンを洗浄している動画は少なかったように思いますし、我が家のエアコンと同じ構造のものはありませんでした。

何が違うかというと、前述しました自動でフィルターを掃除する装置を外す必要がありますが、メーカーや型番によって構造が違うので、当然外し方も異なります。これが結構面倒な作業でして、そのためにプロの洗浄費用が高いわけですね。(納得!?)

構造を確認しながら止めてあるビスなどを外し、注意深く順番にバラしていくと、何とかバラせました。
言い忘れましたが、まず最初に元電源を切るかコンセントを抜いておきます

また、洗浄液などが落ちてくるので、エアコンの周りや下部はビニールシート等で十分に養生する必要があります。
フィンの洗浄剤には可燃性のLPガスなども使っているので部屋は十分に換気することも必要です。

DSC_0418
フィンやファンを丸出しにしたところ、前方下方から写している

 あとは動画にあるように、また洗浄剤(フィン洗浄剤およびファン洗浄剤)の商品に書いてあるように行います。

冷却フィンの洗浄作業

冷却フィンの洗浄剤はスプレーノズルをフィンから5センチくらい離して、フィンの方向に沿って上下にスプレーしていきます。

フィンの洗浄中(上下に吹いていく)

送風ファンの洗浄作業

送風ファンの洗浄剤は、「洗浄剤」と「リンス」の2本がセットになって売っています。
作業は、まず洗浄剤のスプレーノズルの先にチューブを付けてファンの羽根の中に突っ込み、位置を変えながらスプレーすると泡が膨れてきます。

割り箸などでファンの羽根を突いてファンを少し回して泡をファン全体に行き渡らせます。
泡がファンに付いた汚れを浮かせてくれます。

そうして30分から1時間くらい放置すると、今度はリンスをファンにかけて泡と汚れを落としていきます。
リンスが少なかったように思いましたので、私は百均で買ってきたスプレーボトルに水を入れて十分にすすぎ洗いしました。
しっかりすすいでおかないとカビの原因になるそうです。
出来れば高圧洗浄機などで洗い流せば一番確実なのかもしれません。

 すすぎ終わったら、30分から1時間くらい放置して水気を落とします。
水気を切ったら、元通りに組み立てます。

組み立てが終わったら元電源を入れて、水滴が飛び散らないように送風口にタオルなどを当てながらエアコンのスイッチを入れます。
最初は風と共に少し水滴が出てきますので、これをタオルに吸い込ませます。
そのまましばらく運転を続けて内部を乾燥させます。

乾燥した後、運転してみたらほとんど匂いがせず、確かに洗浄した効果があったと感じました。

以上、8か月前に私が行ったエアコンの内部洗浄の話でした。

【2020.6.26追記】
本日、この夏初めてエアコンを稼働させました。
自分で洗浄して4年ほど経過していますが、今のところ臭いの問題はありません。

尚、自分で洗浄する場合には、絶対に電気系統に洗浄剤をかけないでください。
自分で洗浄した場合に火災事故が発生したことがあるとのニュース報道がありました。
火災が発生すると「自己責任」では済まないので、自信の無い方は専門業者に依頼しましょう。

最後までお読みいただき有難うございました。

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