厚いコンクリート平板を敷き並べた駐車場、安価なコンクリート代替

2023年9月17日

こんにちは、”出来ることは何でもDIY” のたか爺です。

つい最近、我が家の庭の一部(約6㎡)を、コンクリート打設の代わりにコンクリート平板(厚さ40mm、縦横300mm×300mm)を50枚ほど敷き詰めて、駐車場を拡張しました。

今日は、私が実際に厚いコンクリート平板を敷き詰めた方法について、その備忘録と反省点などを記事にしました。

実は、10年ほど前にコンクリート土間を打ってもらった駐車スペースに、今回はカーポートを建てることにしたのですが、この場所は玄関のすぐ前なので玄関付近が暗くならないようにカーポートを少し玄関から離すために、駐車スペースの奥にあった生垣を抜根・撤去し、そこを含めて駐車スペースとし、カーポートを建てることにしました。

※生垣(貝塚伊吹)を自分で抜根した方法については以下の記事を読んでください
生垣(貝塚伊吹)を自分で抜根してみた

この生垣を抜根した場所(6㎡ほど)に、普通ならコンクリート土間を打ってもらえばいいのですが、コストを安くするためにコンクリート平板(厚さ40×縦横300×300ミリ)を敷き詰めることにし、そうすることで4万円ほど節約できました。

以下の写真はコンクリート平板敷きを完了し、カーポートを建てた後のもので、白っぽい部分がコンクリート平板を敷いたところです。

コンクリート平板を敷き詰めた駐車スペース(白い部分)
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駐車スペースを広げた経緯など

30年程前になりますが、我が家を建てた時から、玄関の前の地面に自家用車2台を並べて青空駐車していました。
地面が土だと湿気が上がりやすいので、車の下回りは錆びやすく、マフラーなどが腐食して穴が開いたこともありました。
このことが分かったので土間のコンクリート打ちを検討しましたが、自分では綺麗に仕上げる自信が無かったので業者
にコンクリート打ちしてもらいました(今から10年ほど前の話)。

カーポートを建てる前の駐車場と花壇・生垣

しかし、それまでも冬の寒い朝には出勤前に車のフロントガラスが凍結してぬるま湯を掛けて解かしたり、また雪が降った朝には車の雪下ろしが大変であったり、大雪の年も何度かあってその時は本当に大変でした。
高齢者の仲間入りをした今では、もっと高齢になった時に除雪作業が出来るかどうかの心配とか、生垣の剪定が出来るかなども総合的に考えた場合に、生垣を抜根して撤去し、そこにカーポートを建てることにした訳です。

高齢化して車が不要になった時を考えた場合でも、屋根さえあればカーポートの下で洗濯物を干したり、その他いろんな用途でも使えるので思い切って建てることにしました。

今回、この駐車スペースを拡張した場所(1m×6m)をコンクリートで土間打ちしたい訳ですが、ネットで調べたら土間打ち価格がかなり高額(6~10万円くらい)だったことと、もし自分で土間打ち出来る自信がなかったのでコンクリート平板を敷き並べる方法にしたものです。

今回の話とは直接関係はありませんが、この地域(石川県小松市近辺)では数年に一度くらいは100cm程度の積雪があるので、私は積雪150cm対応の折板カーポートを選びました。

コンクリート土間打ちの費用は?(相場)

土間打ち価格をネットで調べたところ、費用は平米(㎡)あたりの単価は10,000円~18,000円前後と幅がありますが、かなり高額になります。
(今回の広さは6㎡あまりなので6~10万円くらい? また、小さいほど割高になるようです)

単価は信頼できそうな、以下のサイトを参考にさせて戴きました。
庭や駐車場を土間コンに!1平米の単価や1〜2台分の費用の目安なども解説

コンクリート打ちと同等の床面にする方法として、いつもの「コンクリート平板」を敷き並べることを考えました。

使用したコンクリート平板は

過去にも家の周りにコンクリート平板を敷き並べたことがあり、そこは車が載らない場所だったので厚さが25mm~30mmの平板でしたが、今回は自家用車が上に載るので丈夫な平板が必要であり、ネットであちこち探していたところ、近所のホームセンター(コメリ)で安い物を見つけました。
以下の写真がそれで、厚さ40mm、縦横300mm×300mmのコンクリート平板で、なんと1枚328円(税込み)という安価なものでした。

ネットでも同様の商品はありますがコメリさんほど安くはありません。
たぶん表面仕上げがコメリさんより綺麗なのだと思います。コメリさんのものは結構雑です。

これを敷き詰める場合のコストは、50枚ほど必要なので人件費を考慮しなければ2万円程度で済みそうでした。

実際の敷き詰め作業(転圧作業が重要)

今までも、人が歩く場所にコンクリート平板を敷く作業をやっていましたが、これを敷く場合には、下地をしっかり固める必要があり、地固めをしっかりしないとコンクリート平板が割れたり、沈んだりする可能性があります。
転圧をしっかりすることがこの作業の「カギ」であると思います。

水勾配を考えて下地を地均しし、自作したタコ(鉄パイプの先端をコンクリートで固めたもの)などで十分に転圧し、その上に砕石などを敷き詰めてから再度タコでしっかり転圧しました。
この転圧をしっかりしないと、後々勾配が可笑しくなってきます。

砕石は厚さ50mm以上を敷き詰めるのが一般的だそうですが、そうすると撤去すべき土の量が多くなり、また砕石の必要量もそれだけ多くなるので手を抜いて厚さ20mm程度にしました。
(ここは軽四しか乗らないし、最悪の場合は後でやり直す覚悟で手を抜いた)

手前の方から順に、隣の平板との継ぎ目に段差が無いか、1枚ごとに水準器を当てて2%程度の水勾配をとりつつ奥の方へと進めていきます。

路盤材はタコを使ってしっかりと転圧していきます。

以下の写真は、さしがねに水準器を付けて水勾配を確認しているところ。

とりあえず敷き終わったところ。
この後にカーポートを建てて、その柱周りも更にコンクリート平板を敷き詰める予定。
(左側半分は10年ほど前にコンクリート土間打ちした部分)

右端はまだ敷いていない(カーポートを建てた後で敷く)

かかった費用は5㎡で19,000円ほど

かかった費用ですが、自分でやったので人件費は考えないものとして、
コンクリート平板:328円×51枚=16,728円
砕石など    :約300円×8袋=2,400円
なので、合計 19,000円くらいでした。

結果的にコンクリート平板の敷設面積は、0.3×0.3×51枚=4.59㎡になりました。(幅1~1.5mで奥行5m)
コンクリートを打設してもらうと最低でも6万円くらいはかかりそうなので、その1/3くらいで済み、4万円程節約できたという計算になります。

以下の写真は、カーポートを設置し、柱周りにもコンクリート平板を敷き詰めたところです。
コンクリート平板(左端の1mほど)の部分は見た目が白っぽく継ぎはぎだらけですが、安く出来たので良しとしました。年数がたてば似たような色になるでしょう。
以下は完成した写真です。

白っぽい部分が敷き詰めたコンクリート平板

 

作業方法の反省点など

今回、40×300×300mmのコンクリート平板を扱って感じたことは、40mmの厚みがあるので1枚の重量が8㎏もあり、大変重いです。
また、コンクリート平板を1枚敷いては勾配の確認と繋ぎ目の段差をチェックし、めくっては下地を修正してまたチェックをし、というやり方を1枚ずつ繰り返していたので作業が全部終わった時は手首付近と指先が痛くなりました。2日程で治りましたが。

このような作業をする場合、
本来ならば、一旦全部の土を撤去して転圧し、そこに砕石を敷いて転圧し、この状態で全体のレベルを確認・修正し、あとはコンクリート平板を並べて敷いていくだけという手順でするべきでした。
そうすればもっと楽に、しかももっと綺麗に出来たのではなかっただろうか、と反省しています。

もし今後も平板を敷き詰める機会があったら、本来やるべき手順のようなやり方をしたいと思います。

もし、コンクリート平板を敷き詰めたいと考えている方がありましたらご参考までに。

この駐車場に防犯対策としてDIYでセンサーライトを取付けたのでそちらの記事もお読みください。
駐車場の防犯対策にセンサーライトを取付け

さらに防犯対策としてDIYで監視カメラを設置したので興味があったらそちらの記事もお読みください。
駐車場の防犯対策にImou Bulletの監視カメラをDIYで設置

最後までお読みいただき有難うございました。

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