厚いコンクリート平板を敷き並べて駐車場に、安価なコンクリート代替
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こんにちは、”出来ることは何でもDIY” のたか爺です。
つい最近、我が家の庭の一部に、コンクリート打設の代わりにコンクリート平板(厚さ40mm、縦横300mm×300mm)を敷き詰めて、駐車場を拡張しました。
今日は、私が実際に厚いコンクリート平板を敷き詰めた方法について、その備忘録と反省点などを記事にしました。
実は、10年ほど前にコンクリート土間を打ってもらった駐車スペースに、今回はカーポートを建てることにしたのですが、この場所は玄関のすぐ前なので玄関付近が暗くならないようにカーポートを少し玄関から離すために、駐車スペースの奥にあった生垣を抜根・撤去し、そこを駐車スペースとしてカーポートを建てることにした。
※生垣(貝塚伊吹)を自分で抜根した方法については以下の記事を読んでください
生垣(貝塚伊吹)を自分で抜根してみた
この生垣を抜根した場所(6㎡ほど)に、普通ならコンクリート土間を打ってもらう訳ですが、コストを安くするためにコンクリート平板(厚さ40×縦横300×300ミリ)を敷き詰めることにしたのです。
以下の写真はコンクリート平板敷きを完了し、カーポートを建てたものです。

駐車スペースを広げた経緯など
30年程前になりますが、我が家を建てた時から、玄関の前の地面に自家用車2台を並べて青空駐車していました。
地面が土だと湿気が上がりやすく、車の下回りが錆びやすく、マフラーなどに穴が開いたこともありました。
このことが分かったので土間のコンクリート打ちを検討しましたが、自分では綺麗に仕上げる自信が無かったので業者にコンクリート打ちしてもらいました(今から10年ほど前の話)。

しかし、それまでも冬の寒い朝には出勤前にフロントガラスが凍結してはぬるま湯を掛けて解かしたり、また雪が降った朝には車の雪下ろしが大変であったり、大雪の年も何度かあってその時は本当に大変でした。
高齢者の仲間入りをした今では、もっと高齢になった時に除雪作業が出来るかどうかの心配とか、生垣の剪定のことなども総合的に考えた場合に、生垣を抜根・撤去してカーポートを建てることにした訳です。
高齢化して車が不要になった時を考えた場合、屋根さえあればカーポートの下で洗濯物を干したり、その他いろんな用途でも使えるので思い切って建てることにしました。
この駐車スペースを拡張した場所(1m×6m)をコンクリートで土間打ちしたい訳ですが、ネットで調べたら土間打ち価格がかなり高額だったことと、もし自分で土間打ちした場合に水勾配を綺麗にとれる自信がなかったのでコンクリート平板を敷き並べる方法にしたものです。
今回の話とは直接関係はありませんが、この地域(石川県小松市近辺)では数年に一度くらいは100cm程度の積雪があるので、積雪150cm対応の折板カーポートにしました。
コンクリート土間打ちの価格など(相場)
土間打ち価格をネットで調べたところ、費用は平米(㎡)あたりの単価は10,000円~18,000円前後と幅がありますが、かなり高額になります。
(今回の広さは6㎡あまりなので6~10万円くらい?、小さいほど割高になるとか)
単価は信頼できそうな以下のサイトを参考にさせて戴きました。
庭や駐車場を土間コンに!1平米の単価や1〜2台分の費用の目安なども解説
コンクリート打ちと同等の床面にする方法として、安価な、いつもの「コンクリート平板」を敷き並べることを考えました。
使用したコンクリート平板は
過去にも家の周りにコンクリート平板を敷き並べたことがあり、そこは車が載らない場所だったので厚さが25mm~30mmの平板でしたが、今回は自家用車が上に載るので丈夫な平板が必要であり、ネットであちこち探していたところ、近所のホームセンター(コメリ)で安い物を見つけました。
以下の写真がそれで、厚さ40mm、縦横300mm×300mmのコンクリート平板で、なんと1枚328円(税込み)という安価なものでした。
ネットでも同様の商品はありますがコメリさんほど安くはありません。
たぶん表面仕上げが綺麗なのでしょう。コメリさんのものは結構雑です。
これを敷き詰める場合のコストは、50枚ほど必要なので人件費を考慮しなければ2万円以下で済みそうでした。
今までも、人が歩く場所にコンクリート平板を敷く作業をやっていましたが、これを敷く場合には、下地をしっかり固める必要があり、地固めをしっかりしないとコンクリート平板が割れたり、沈んだりする可能性があります。
転圧をしっかりすることがこの作業の「カギ」であると思います。
実際の敷き詰め作業(転圧作業が重要)
地面の水勾配を考えて土を地均しし、自作したタコ(鉄パイプの先をコンクリートで固めたもの)などで十分に転圧し、その上に砕石などを敷き詰めてから再度タコでしっかり転圧しました。
この転圧をしっかりしないと、後々勾配が可笑しくなってくるでしょう。
砕石は厚さ50mm以上を敷き詰めるのが一般的だそうですが、そうすると撤去すべき土の量が多くなり、また砕石の必要量もそれだけ多くなるので手を抜いて厚さ20mm程度にしました。
(ここは軽四しか乗らないし、最悪の場合は後でやり直す覚悟で手を抜いた)
手前の方から順に、隣の平板との継ぎ目に段差が無いかとか、1枚ごとに水準器を当てて2%程度の水勾配をとりつつ奥の方へと進めていきます。
路盤材はタコを使ってしっかりと転圧していきます。
以下の写真は、さしがねに水準器を付けて水勾配を確認しているところ。
とりあえず敷き終わったところ。この後にカーポートを建てて、その柱周りも更にコンクリート平板を敷き詰める予定。
(左側半分は10年ほど前にコンクリート土間打ちした部分)

かかった費用は5㎡で19,000円ほど
かかった費用ですが、自分でやったので人件費は考えないものとして、
コンクリート平板:328円×51枚=16,728円
砕石など :約300円×8袋=2,400円
なので、合計 19,000円くらいでした。
結果的にコンクリート平板の敷設面積は、0.3×0.3×51枚=4.59㎡になりました。(幅1~1.5mで奥行5m)
コンクリートを打設してもらうと最低でも6万円くらいはかかりそうなので、その1/3くらいで済んだので、4万円程節約できたという計算になります。
以下の写真は、カーポートの設置も完了し、柱周りにもコンクリート平板を敷き詰めたところです。
コンクリート平板(左端の1mほど)の部分は見た目が白っぽく継ぎはぎだらけですが、安く出来たので良しとしました。
以下は完成した写真です。
作業方法の反省点など
このような作業をする場合、本来ならば、一旦全部の土を撤去して転圧し、そこに砕石を敷いて転圧し、この状態で全体のレベルを確認・修正し、あとはコンクリート平板を並べて敷いていくだけという手順でするべきでした。そうすればもっと楽に、しかも綺麗に出来たのではなかっただろうか、と反省しています。
今回、40×300×300mmのコンクリート平板を扱って感じたことは、
40mmの厚みがあるので1枚の重量が8㎏もあり、大変重いです。
コンクリート平板を1枚敷いては勾配の確認と繋ぎ目の段差をチェックし、めくっては下地を修正してまたチェックをし、というやり方を1枚ずつ繰り返していたので作業が全部終わった時は手首付近と指先が痛くなりました。2日程で治りましたが。
もし今後も平板を敷き詰める作業があったら、本来やるべき手順のようなやり方をしたいと思います。
もし、コンクリート平板を敷き詰めたいと考えている方がありましたらご参考までに。
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最後までお読みいただき有難うございました。
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