カラーコンクリート平板を作りました

2023年9月17日

こんにちは、DIY好きの たか爺です。

今日は、昨年の夏に自宅の庭に敷くために私が作った「カラーコンクリート平板」の作り方を紹介したいと思います。

出来立てのカラーコンクリート平板
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コンクリート平板を作った経緯、雑草対策から

  当時は家の周りが殆ど土で、毎年雑草が生えて草取りが大変だと家内に口癖のように言われ、何年も聞かされてとうとう私の耳には大きなタコが出来て・・・😢
ついに重い腰を上げて雑草対策を検討しました。


雑草対策についてネットで調べるといろいろありましたが、
❶すぐ隣が花壇や畑で植物を育てているから除草剤はダメ、
❷防草シートも見かけがあまり良くないし、
❸コンクリート打設してもらうには金がかかるし、自分ではプロのような技術が無いので綺麗に打設出来ない、
などなどいろいろ考えた末に、コンクリート平板の必要枚数を自分で作り、これを並べて敷くことにしました。
コンクリート平板を敷く方法なら、ゆっくりと時間を掛けて敷けばまずまずの見栄えになるだろうと。


ただのコンクリート平板では面白味が無いというので、写真のようにほんの一部だけアクセントとして色付きのカラーコンクリート平板を混ぜて(10枚に1枚程度の割合いで)敷くことにしました。

予め、土の地面をしっかりと叩いて固め、2%程度の水勾配をとっておき、その上に自作したコンクリート平板を並べていきました。この時にアクセントのカラー平板をところどころに配置して入れました。
平板と平板の間隔を7~8ミリくらいとって並べて、全部並べ終わったら目地をモルタルで埋めていきます。

実際に敷いたところ、 お世辞にもあまり上手とは言えない出来栄えでしたが何とか我慢できるレベルでした。
大部分は普通のコンクリート色の平板で、ほんの一部だけをアクセントに薄赤いカラーコンクリート平板にしました。

敷き詰めたカラーコンクリート平板など

(2020.8.20追記)
今度は車が載っても割れないように、40mmの厚い「コンクリートカラー平板」も多量に作りました。
玄関前に敷くカラーコンクリートタイル(平板)を製作中 も読んでみてください。

カラーコンクリート平板の作り方

 では、カラーコンクリート平板の作り方を簡単に、順番に説明します。
まずセメント用の着色剤を少量と白セメント、砂を準備します。
セメント着色剤や白セメントは大きなホームセンターなら売っていますが、ネットでも売っていたので以下に広告を貼っておきます。参考までに。

最初に着色剤と白セメントを混ぜますが、着色剤の割合は白セメントに対して重量比で1%~5%くらいが適当で(製品の説明書では最高でも13%までと記載あり)、あまりたくさん着色剤を入れるとセメントが脆くなるので注意が必要です。
着色剤と白セメントの混ぜる割合は、テスト的に何種類か着色剤の割合を変えて実際に練って固化・養生(2~3日程度)までして色を確認した方が良いと思います。

練って型枠に流し込んだ時点と、固化・養生した時とはかなり色が変わります。
着色剤の色や好みにもよりますが私は最終的に赤0.6%の配合を選びました。

着色剤の配合割合を決めたら量産します。
①まず、決めた割合で白セメントと着色剤を先によく混ぜます。


②これらに対して重量比で約3倍の砂を入れ、またよく混ぜます。
③最後に水を少なめに入れては混ぜ、また水を追加しては混ぜ、繰り返して適度な流動性のセメントを作ります。

混ぜるのに私はプラスチック製のトロフネ(セメント練り用)を使いましたが、数枚くらい作るだけなら適当なバケツなどの容器や小さいスコップでもよいでしょう。
ちなみに私の場合、コンクリート平板を全部で200枚余りを作る必要があったのでこんな道具を用意しました。(ホームセンターで購入)

セメントを練るトロフネと手鍬、コテ等

練りこんだセメントを四角い板状にするために、縦200ミリ余りで横が800ミリ余りの型枠用のコンパネに仕切り3枚と周りを囲んだ「型枠」を作ってこれに流し込みました。

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製作した型枠

コンクリート平板の一枚分が200ミリ×200ミリ×厚さ25ミリで、これを一度に4枚作れるものを4個、したがって一回の流し込みで16枚作り、24時間後に型枠から抜いて養生して、という作業を毎週週末の休みに6週間ほど続けて着色剤無しの板を約200枚つくり、最後に着色剤を入れた色付きのコンクリート平板を16枚ほど作りました。

着色剤入りのコンクリート平板を作る場合は、型枠に流し込む時に、最初に着色剤を配合したモルタルを厚さの1/4ほど入れて均してすぐにその上から着色剤なしのモルタルを枠の上限まで流し込んで表面を仕上げました。
あとで型枠をバラして裏返すと表面が綺麗になるからと、強度を保つためです。

型枠の外し方

型枠からセメント平板を外す場合は枠ごと裏返して、向こう側は地面についたまま、手前の木枠の部分の下にレンガなどを置いて、上から乗せて叩きつけるように当てて落とします。これを数回繰り返すとコンクリート平板だけが外れます。

型枠外し
型枠を裏返して軽くたたいて取り出した平板
出来たカラーコンクリート平板

尚、作成した型枠の内面がすべて剥がれやすい材料(型枠用のコンパネなど)であれば問題ないですが、普通の 木を使った場合はクリヤファイル等の薄いプラスチック板をカットして、型枠の内面に両面テープで貼っておくか、面倒くさければセメントを流し込む前に離型剤を塗っておき、剥がれやすくしておきます。
そうしないと型枠から外すときになかなか剥がれてくれません。
あまり強く叩くと、まだ強度だ出ていない平板が割れることがあります。
型枠外しに十分な強度を得るためには、念のために1週間以上養生してから取り出したほうが良いかもしれません。

もう少し詳しい記事を書きましたのでご参考に。(2016.10追記)
カラーコンクリート平板の製作(詳細版)

上記の型枠を使って平板を作ると、平板を型枠から外すときに割れやすいので、新しく設計した型枠でカラーコンクリート平板を大量に作りました。こちらもご参考に。(2017.5.5追記)
「カラーコンクリートタイルを作っています」

最後までお読みいただき有難うございました。

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