カラーコンクリート平板の製作(詳細版)

2023年9月17日

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敷 設 例

こんにちは、DIY好きの たか爺です。

製作したカラーコンクリート平板

先日(2016年7月に)、カラーコンクリート平板を作った記事を書きましたが、作り方についてもう少し詳しく説明したいと思い記事にしました。

材料としては、セメント着色剤と白セメント、砂、小砂利、水を使います。
普通のコンクリート板を作る場合、セメントに砂や砂利を混ぜ、水を加えて練って型枠に流し込んで固めますが、カラーコンクリート板を作る場合はセメントの代わりに白セメントに着色剤を混ぜ込んで色付けします。何色の着色剤を使うか、また混合割合によってはいろんな色が出来るので自分オリジナルのカラーコンクリート板が出来ます。

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着色剤の選定と配合の割合の確認

まず最初に、セメント着色剤の選定ですが、いろんな色がホームセンターやAmazonなどで売っています。

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セメント着色剤

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セメント着色剤

また白セメントに混ぜて色付けをするわけですが、当然混ぜる割合(%)によって出来上がりのコンクリートの色も違ってきます。
したがって、希望の色の系統色(赤、黄、青、山吹色・・・)のセメント着色剤を購入して、セメント着色剤と白セメントとの混合割合については実際に少量の材料を使ってテストピースを作って仕上がった時の色の確認をします。

何種類かの配合比率で混ぜたものにさらに砂を混ぜて水で練ったものを適当な型枠に入れ、固化、乾燥して最終的にどんな色になるのか確認します。
白セメントと混ぜた時の色と、仕上がり後の色は相当変わるので練って固化・乾燥までさせて確認します。
私は「赤色」を選んで、白セメントとの混合比を0.6%~3.2%まで4段階の配合比率でテストしました。
今回のテストの結果、私は0.6%を選びました。
 

配合割合を決めてテスト

セメント着色剤の注意書きには10%以上は硬化不良の原因になるなどと書いてあるんですが、3%くらいでもかなり脆くなります。
また、今回選んだ0.6%程度でも結構色が付いてますよ。

型枠に流し込んでから型枠を外せるくらい固まるのに、夏なら24時間くらい置けばよいと思います。
固化・乾燥して色が安定するまで2~3日くらいかかります。
こうしてセメント着色剤の配合割合を決定します。

型枠の準備、製作

次に、コンクリート平板の大きさに合わせた型枠を作ります。

練ったセメントを流し込んで平板を作るための型枠です。
作りたい寸法にあわせて、コンパネなどをカットして釘などを打ち付けて作ります。
私は200ミリ角で厚さ25ミリのコンクリート平板を作りたいので写真のような型枠を作りました。

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自作の型枠

コンクリートが固まった時に型枠から外れやすいように、出来るだけ型枠用のコンパネを使い、普通の木を使った部分は流し込む前に離型剤を塗るか、クリヤファイルのような薄いプラスチックをハサミで切って貼り付けました。 そうすることでスムーズに型枠からコンクリート平板を外すことが出来ます。

実際の練り作業(手順)

次に、必要な量の材料を配合して型枠に流し込む作業になります。
材料の量の計算は難しいので、最初は少し少な目の量(使った量はだいたい計っておく)で決めた配合割合で混ぜて流し込み、不足分はだいたいの体積と最初に使った材料の量から割り出して、追加で混合・練り込みを行います。

作業はバット(写真は60L)や移植ゴテ、クワ、コテなどを使って混合、練りを行う。

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白セメントと砂
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バット(60L)と鍬
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移植ゴテとコテ

混合の順序としては、白セメントとセメント着色剤を乾燥したまま移植ゴテなどでよく混ぜ、これに砂と砂利を加えて鍬などをつかって混ぜ込み、最後に水を少し入れては混ぜ、また水を足しては混ぜの繰り返しで、適当な硬さ(少し流動性あるくらい)のセメントを作ります。

これを先に作っておいた型枠に流し込み、表面はコテを使って均し、24時間以上静置して固化させます。

型枠の外し方

次に型枠から固まったコンクリート平板を外します。

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型枠からコンクリート板を外したところ

写真のように裏向けにして、型枠の端っこをレンガなどに乗せるようにして、軽く落としてコンクリート平板を抜きます。

必要に応じてサンドペーパーなどで角のバリを取ります。
出来たカラーのコンクリート平板を敷詰め、目地をモルタルで埋めて完成です。
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カラーコンクリートに関することは以下の記事もご参考に。

以前(2016.7)に書いた「カラーコンクリート平板を作りました」の記事はこちら

カラーコンクリート打設の記事はこちら(2016.11.17

最後までお読みいただき有難うございました。

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