玄関前に敷くカラーコンクリートタイル(平板)を製作中
こんにちは、DIY好きの たか爺 です。
車が乗る場所にカラーコンクリートタイルを敷き詰める計画を進めており、そのためにカラーコンクリートタイルを作っています。(継続中です)
駐車場横にカラーコンクリートタイルを
そこは自宅玄関前のアプローチで、ほとんどは人の歩くところですが駐車場のすぐ横なので時々車も乗り上げることがある場所です。
以前にもカラーコンクリートタイル(平板)を作ったことがありますが、それは人の歩く、あまり荷重のかからない通路に敷くための物でした。
その記事はこちら➡カラーコンクリート平板の製作(詳細版)
以前製作した平板のサイズは200mm角で厚さが25mmでしたが、今回は車が乗っても大丈夫なように厚みを30mmにしました。(本当に大丈夫かは不明です)
正確な寸法は「大」が196mm角で厚さ30mm、「半片」は196mm×98mmです。
まずは型枠の製作
コンクリートタイルを作るにはセメントを練って型枠に流し込む作業が必要になります。
したがってまずは型枠の製作ですが、写真のような簡単な図を描いて、型枠用の塗装合板(1,820×910×20mm)をカットして木ネジと釘で組み付けました。
上記の塗装合板をのこぎりを使って自分でカットするのは大変なので、大部分は寸法を伝えてホームセンターで1カット30円でカットしてもらいました)
タイルは全部で80枚ほど必要なので、型枠は何度も繰り返して使える構造にしました。(1回の流し込みで「大」12枚の製作で、約8回繰り返して使う)
セメントを流し込む時にはゴム板などを使って周りの枠板を押さえ、24時間後に硬化したら枠板を外して製品を抜き出し、また枠板を組んで流し込むという作業の繰り返しです。
「大」を必要枚数作ったら、今度はこの型枠を使って「小」のサイズに作り替えます。
同じ要領で必要枚数を作ります。
カラーセメントの流し込み
ここからは色付きのセメントを練って、製作した型枠に流し込みます。
まずカラーパウダー(セメント着色剤)とホワイトセメントをよく混ぜ、それに珪砂を空練りしその後水を入れて練ります。
混合比率は前回と同じで、ホワイトセメント180gに色粉1g(0.55%)、それに珪砂520gで200mm角1枚分です。
1枚分と言っても厚み30mmのうち、平板表面の3分の1くらいの厚さ分で、残りは色粉を入れずに、普通のポルトランドセメントと砂と小砂利を練ったものをその上から流し込み、これで強度を持たせました。
断面図で見ると以上のようになっています。30mm全部に色粉を入れると幾らか強度的に弱くなると思ったので。
型枠外し
24時間経ったら押さえのゴム板を外し、型枠の押さえ板を外してコンクリートタイルを外します。
3個分の型枠を4枚作ったので1回に12枚作れましたが、これを繰り返して、200mm角を72枚と半分の大きさの半片15枚を作りました。
型枠をバラす時に少し衝撃を加えたので一部のタイルが割れましたが余分に作ったので何とかなるでしょう。
平日は仕事に行っている為、毎週週末の2日間しか作業出来ないので、タイルを作るだけで約1か月かかりました。
カラーコンクリート平板を試しに並べてみた
1か月以上養生して十分に強度を持たせてから玄関前に敷きたいと思います。
完成した時の出来映えを確認したいので、養生中のタイルを試しに並べてみました。
実際に玄関前に敷いた時にはまた記事にしたいと思います。
【2020.5.25追記】
このコンクリートタイルの強度について、コメントを戴いたので追記しました。
ほぼ必要な枚数のコンクリートタイルを製作したのですが、手首と腰を痛めたので途中で作業は中断しております。
ただ、道路から駐車場に入る部分の9枚だけは既に設置して2年余り経過しており、何度も車が乗り上げていますが割れることはありません。
強度的な影響については、このコンクリートタイルの強度だけではなく、これを敷く時の下地をしっかり固めることでクリヤーしている感もあります。
下地は砕石(粗いものと細かいものの混合)を敷いてしっかりと叩いて固め、最後にモルタルを薄く塗ってコンクリートタイルを載せました。叩きが不十分だったせいで何度も車が載ってるうちに地盤(タイル)が若干沈みましたが現在のところタイル自体の割れはありません。
いずれにしても下地をしっかり固めないと、タイルの強度が不足していたら割れるだろうし、タイルの強度が十分でも地盤が沈下するでしょう。
【2023.12.04追記】
また、脱型後の養生について、気中で養生するよりも水中養生(コンクリート板を水中に沈める)の方が強度が増す、というコメントも戴きました。興味のある方はこの記事の下にあるコメント欄をお読みください。
再開できたら続報をしたいと思います。有難うございます。
最後までお読みいただき有難うございました。
ディスカッション
コメント一覧
厚さ30mmで車がのって強度的に影響がなかったのかぜひ続報お願いしたい
ほぼ必要な枚数のコンクリートタイルを製作したのですが、手首と腰を痛めたので途中で工事は中断しております。
ただ、道路から駐車場に入る部分の9枚だけは既に設置しており、何度も車が乗り上げていますが割れることはありません。
強度的な影響については、このコンクリートタイルの強度だけではなく、これを敷く時の下地をしっかり固めることでクリヤーしている感もあります。
下地は砕石(粗いものと細かいものの混合)を敷いてしっかりと叩いて固め、最後にモルタルを薄く塗ってコンクリートタイルを載せました。
叩きが不十分だったので何度も車が載ってるうちに若干へっこみましたが現在のところタイルの割れはありません。
はじめまして。脱型後の養生は、気中で養生するよりも、水中養生(コンクリート板を水中に沈める)の方が、強度が増します。注意点としては、凍結しないようすることです。
打設して24時間経過し脱型したあとに、水に沈めて1ヶ月放置するだけですので、
機会があればお試しください。
https://concrete-mc.jp/curing/
貴重なコメントありがとうございます。
私は水中養生という言葉を初めて知り、大変勉強になりました。
歳をとったので最近は余り活動できていませんが、機会があれば試してみたいと思います。
今後もtakajii.netをよろしくお願いいたします。