煽り運転対策、前後2カメラドライブレコーダーの取付け方法
目次
こんにちは、車好きのたか爺です。
「あおり運転」が社会問題となり騒がれており、違反者への厳罰化が法整備されましたが、それでも煽り運転事件が後を絶たない状況です。
私たちができるあおり運転対策としては、自分の車両にドライブレコーダー(前方+後方用)を取付けて万一の時の記録を残すことと、更には車両後方に「録画中」と書いた控えめのステッカーをさりげなく貼っておくのが良いと思います。
そして何よりも、無理な割込みなど、周囲の車に不快な思いをさせないように安全運転をすることではないでしょうか?
今日は、あおり運転対策として、私が先日 Amazonでコムテックの前後2カメラドライブレコーダーを購入してプリウス(50系後期)に自分で取り付けたので、その取付け方法などを記事にしました。
このドラレコの機種選定については以下の記事で投稿したので参照願います。
「あおり運転対策に前後2カメラドライブレコーダーのお勧め」はこちら🔗
もし、類似のドラレコや取り付け車種で、これから自分で取付けしようと考えている方がいれば参考にして戴ければ幸いです。
(但し自己責任でお願いします)
尚、この記事は少し長いので、目次で読みたいと思う見出しをクリックし、必要な部分だけを読んで参考にして戴ければと思います。
前後2カメラドライブレコーダーとは
今回、私がAmazonで購入して自分で取付けしたのはコムテックのZDR-015(前後2カメラ)ですが、このドライブレコーダーは前方用カメラ(本体)と後方用の2台のカメラで広い視界で高画質(200万画素)録画してくれます。
このモデルは超人気機種で、私が購入した時はAmazonだけでなくyahooショッピング、楽天市場でも品切れ状態で、結局一番安かったAmazonで予約注文して24,500円で購入しました。(人気度合いや需給のバランスなどで、価格変動が結構あるようです)
参考までに、私が今回取付けしたドラレコは「ZDR-015」でしたが、その改良型「ZDR-025、200万画素」の広告を以下に貼っておきますので価格の比較やスペックなどを確認してください。Amazonのレビュー評価は★4.3でした。
前後2カメラドラレコの取付け工賃は高い!
ドライブレコーダーの取付け工賃は結構高いです。
カーショップに依頼すると、前後2カメラドライブレコーダーの場合はカメラが2台あり前から後ろまで配線を通すために、カーショップでは電源をシガーソケットから取る方法で10,000円(税抜き)くらい、「裏取り」と言って配線が見えないようにヒューズボックスから電源を取る方法だと12,000円も取られます。ディーラーならその1.5倍から2倍位は取られるそうです。
この取付け工賃は、そのお店でドライブレコーダーを買って取付けをお願いする場合の料金であり、ドライブレコーダーをよそで買って、カーショップに取付けを依頼する場合は2倍の料金になるそうです。
私の場合は、当然ですが工賃がもったいないので自分で取り付けることにしました。
過去に自分が乗っていた車2台にもドラレコを取り付けた経験がありますが、2台ともシガーソケットから電源を取るという簡単な方法でした。
しかし、今回はヒューズBOXから電源を取り、配線を見えないようにする本格的な「裏取り」の方法で行いました。
「内装はがし」があればやり易い
この作業では、内装の中に配線を隠していくために少し内装を剥しますが、このとき車の内装などに傷を付けないように内装を剥す道具=「内装はがし」というものがあればやり易いです。
これは内張りなどの狭いすき間に差し込んで内装を剥す為のプラスチック製の板で、セットの内容によっては数百円のものから2,000円くらいのものまで。
Amazonでも売っていますが、大抵のカーショップにも置いてますよ。
いろいろな種類がありますが、今後も車のDIYをいろいろするのであればたくさんの種類がセットになったものが良いかもしれません。
絶対にこれが無いと出来ないというものではありませんが、大事な愛車に傷を付けたくなければあった方が良いですよ。
実際の取付け、まずは前方用カメラの取付けから
最初は本体(前方用)の取付けから行います。
基本的にはフロントガラスの上端から20%以内の高さに付けなければならないという保安基準第29条を守って取り付けます。
新型プリウス(50系後期)の場合、ルームミラーの前(ど真ん中)にセンサーカメラ及びその左側に雨滴感知センサー(写真の赤)が付いているので、カメラをセンター寄りのあまり上の方に付けると右側の雨滴検知センサーの黒いものが大きく写って、右側の景色があまり写らない。
(実は、私は一度貼り付けてからその問題に気付いて少し下方に取り付け直しています。)これは失敗でした。
付属の粘着シートは非常に強力なので一度貼り付けたら、取り付け直しは結構大変な作業になります。
剥し方は写真のように、本体を引っ張りながら、内装はがしを粘着テープとガラスの間に割り込ませ、徐々に押し込んでいきました。慌てずにじっくりと時間をかけてやらないと壊れそうです。
ドライバーなど金属のものをフロントガラスに当てるとガラスに傷がつくのでプラスチック製の内装はがしを使った。
出来れば、最初は弱い両面テープなどで一旦貼り付けて液晶画面の写り具合をよく確認した上で付属の両面テープでしっかり貼り付けるのが良いでしょう。(反省点)
最終的には下の写真の位置に取り付けました。(天井より少し下がったところで、運転席からは視界の妨げにならない位置)
電源線の配線
次に、本体から出ている電源線とリアカメラへの配線を、フロントガラスと天井の隙間に押し込みながら左側の方へ送っていきます(赤い矢印)
次に助手席側のAピラー最上部に「内装はがし」を差し込んでAピラーを緩め、この中に電源線及びリアカメラケーブルを入れて下方に降ろしていきます。
ドアーを開けてウエザーストリップ(?)の黒いゴムの内側に2本の線を順に押し込みながら下方へいきます。
こうして電源線とリアカメラへの配線を助手席足元まで降ろしました。
助手席前のグローブボックスの奥下を覗くとそこにヒューズボックスがあるので、グローブボックスを外します。(外し方はプリウスの取説に書いてある)
グローブボックスを外し、その奥にあるヒューズボックスの蓋を開けるとズラッとヒューズが並んでいますが、蓋の表面に何のヒューズか書いてあるので「P/OUTLET NO.1」と書いた15Aのヒューズを抜き取ります。
ここで、「ヒューズから電源を取り出せる配線」というものを使います。
Amazonでも近所のカーショップでも売っていました。
この時ヒューズの形や大きさ(3種類あり)及びアンペアー数を間違わないように選びます。
これをヒューズカバーの穴に通して、外したヒューズの代わりに差し込みます。
下の写真の太く見える青い線がヒューズBOXから取り出した電源になります。(奥の四角い黒いものはヒューズボックスの蓋です)
上から降ろしてきた電源線のアースの端子は車体にアースします。
+側の線はヒューズから取り出した青い線(キーONで12Vがかかる線)に接続する。
これで電源線の配線は完了です。
リアカメラの取付けと配線など
一方、リアカメラへの線はフロントカメラ(本体)から助手席の足元の配線カバーを外して既存の線と一緒に固定しながら後部座席の左下を後方へ送っていきます。
(今回、リアカメラのコードを助手席側の左下を通って後方へ送っていきました。
助手席側左窓の上を通す方もいるみたいですが、この部分にはカーテンエアバッグがあるので避けた方が良いと思います。)
そうして後部ハッチバックのところまで引っ張っていきます。
ゴムブーツの付け根にケーブルを出す。
そしてゴムブーツの中を通して、ハッチの方へケーブルを送っていく。
これが一番の難関でした。
写真では分かりませんが、ケーブルの先端がL字型のコネクターになっているので、この細いゴムブーツにL字コネクターを通すには予め別の細い線などを通しておいてこれにL字コネクターの付いたケーブルを繋いで、ゴムブーツをクネクネさせながら力任せに引っ張ります。
やっとゴムブーツを通したところ。
これだけで30分くらいかかったし、終わったら指先が痛くなっていた。
ハッチバックのガラスの最上部にリアカメラを貼り付け、前から引っ張ってきたリアカメラケーブルのコネクターを差し込みます。
尚、リアカメラの貼り付け位置は、リアワイパーの拭き取る範囲内に弱めの両面テープで仮止めして写る範囲や角度などを予めモニターの画面で確認して決めておきました。
ケーブルは1.5mくらい余ったので、写真のようにまとめて外したカバーの中に納めます。
取り付け完了して車内から見るとこんな感じになります。(わかりやすくする為に少し下方から撮影したが、実際にルームミラーで見た場合はリアカメラはかすかにしか見えない)
外から見るとこんな感じで、光の反射でほとんど見えない。(赤丸部分)
下の写真は取り付けた前方のカメラとリアカメラを撮ったものです。
ここで、リアカメラの取付位置について少し悩みました。
結論的にはこれで良かったと思っていますが、プリウスの後方視界やリアカメラの取付け位置のことについては今後の記事で詳しく述べたいと思います。
このドラレコを取付けてから暫くして録画データを確認しましたが、ナンバープレートもしっかりと映っており満足でした。
リアカメラの取付位置についての記事を以下に投稿しました ⇩
新型(50系後期)プリウスの後方視界とドラレコの取り付け位置
最後に、プリウスと高齢ドライバーについて
最近、プリウスの高齢ドライバーによる悲惨な事故が立て続けに起こっていて大きな問題となっています。
ある国ではプリウスのことを「プリウスミサイル」などと揶揄されていたりするそうです。
多分ドライバーの操作ミス(シフト間違いやアクセルとブレーキの踏み間違い)ではないかという意見が多いようですが、中にはプリウスに欠陥があるのではと思っている人もいるようです。
プリウスユーザーとしては、警察やメーカーによる調査結果の公表を1日も早くしてもらい、原因を特定して悲惨な事故が二度と起きないようにして欲しいものです。
2019.4.19に起きた「池袋プリウス暴走死傷事故」の原因は、やはりアクセルとブレーキの踏み間違いであったという見解で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検され、禁錮5年の実刑判決が出ました。
亡くなられた被害者の方には改めてご冥福をお祈りいたします。
プリウスと高齢ドライバーの話は別記事で綴っていますのでそちらの記事も読んでください。
高齢ドライバーによるプリウスの事故が多いと思われる原因とその事故対策は?
私はとにかく慌てず落ち着いて安全運転を心がけたいと思います。
新型プリウス(50後期)に前後2カメラドライブレコーダー「ZDR-015」を取り付けたという記事でした。
※このドラレコの動画の写りで十分精細でしたが、今回取付けしたドラレコの上位機種(370万画素高精細)の広告を以下に貼っておきますので良かったらスペックや価格比較などを確認してください。
長々と書きましたが、最後までお読みいただき有難うございました。どうぞご安全に!
政府広報オンラインによりますと、令和2年6月からあおり運転を「妨害運転罪」として創設され、妨害目的で車間距離不保持など一定の違反行為をした場合は、最大で5年の懲役又は100万円の罰金が科されることになりました。また、妨害運転をした者は運転免許を1発で取り消されることとなりました。
皆さんも気を付けましょう。
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