高齢ドライバーによるプリウスの事故が多いと思われる原因とその事故対策は?

投稿日:2019年6月23日 更新日:

最近、プリウスなどで高齢ドライバーによる悲惨な事故がいくつか続けて起こっていて大きな社会問題となっています。

事故の原因は、多分ドライバーの操作ミス(シフト間違いやアクセルとブレーキの踏み間違い)ではないかという見解が多いようですが、プリウスによる事故が目立って多いので、中にはプリウスに欠陥があるのではないかと思っている人もいるようです。
ある国ではプリウスのことを「プリウスミサイル」などと揶揄されていたり、「プリウスを見たら近寄るな」といわれたりしているという話もあるそうです。

私は最近プリウスを買ったばかりであり、プリウスオーナーとしては大変重大な話です。

早速プリウスの事故に関するニュース記事や、それらの事故原因に関連する記事などを集め、その記事に書かれている原因と思われる内容について、実際に自分の乗っている現車(新型プリウス)でそのような事故が起こる可能性を自分なりに検証してみました。

主に考えられる原因は3つ

高齢者によるプリウスでの事故原因の可能性が高いものとして主に3つ書かれていました。
①シフトレバーの操作ミス 
②ブレーキとアクセルの踏み間違い 
③高齢による運動機能の低下 

以上の原因を順番に詳しくみていきましょう。

シフトレバーの操作ミス

まず、プリウスを疑いの目で見た場合、ほかの車種とは違う操作上の特徴として、シフトレバーが挙げられます。

新型プリウスのシフトレバー(常に元の位置に戻る)

インパネに装着された小さなレバーですが、常に中立の位置にあるため、どこのレンジに入っているのか分かりにくいです。
(メーターパネルにはどのレンジに入っているのか表示されますが。)

左端に今現在のレンジが表示されている

同じトヨタのハイブリッド車「アクア」は、前後方向にジグザグに動かす一般的なシフトレバーを装着しており、それに比べてプリウスのシフトレバーは使い勝手が分かりにくく、誤操作を招きそうな印象も受けるようです。

 ただしこのようなシフトレバーは、最近になって採用を開始したわけではなく、2003年(16年前)に発売された2代目プリウスから装着されています。また日産「ノートe-POWER」や「リーフ」には、丸い形状のシフトレバーが装着され、これもレバーは常に中立の位置そのままです。(プリウスと同様)

日産 リーフのシフトレバー

 基本的な運転操作に違和感が生じるのであれば、プリウスやノートe-POWERなどのシフトレバーは、今後検討が必要な機能ではないか、という意見もありました。

しかし、実際の運転では駐車時にPボタンを押す以外に、ニュートラル(N)や(B)に入れることはほぼ皆無で、ほとんどドライブ(前進)かリバース(後退)のどちらかしか使うことがありません。
また、リバースに入れた場合はブザーがなるので間違って操作することは無いと私は思います。

ただし、駐車場などで発進(前進又は後退)する場合で、慌てて操作した時には前進又は後退を間違えて突入事故になる可能性はあるかもしれません。(気が動転していたりして後退時のブザー音が耳に入らなかった場合など)

②ブレーキとアクセルの踏み間違い

次の写真は新型プリウスのペダルの位置関係を映したものです。
プリウスのブレーキペダルは運転席のほぼ中央にあり、ブレーキを掛ける時はアクセルを離した右足をやや左側に傾けてブレーキペダルを踏むことになります。

プリウスのブレーキペダルの位置関係

現在、日本において正しいとされているのは右足でアクセルとブレーキそれぞれのペダルを踏み込むという運転方法である。
政府の方針であり自動車教習所ではそう教えている。
そのため運転中は右足を踏みかえる動作を繰り返すことになり、足首をひねるようにして踏みかえている人がほとんどかと思います。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、例えば後退する場合に上半身を左側にひねって後ろを見ながらペダル操作をするので踏み間違えやすかったり、また前進で走行している場合でも緊急事態などで咄嗟にペダルを踏み替える場合において、慌てていてブレーキペダルに踏み替えたつもりでアクセルペダルを踏みこんでいることなどが考えられる。

ほとんどの車はプリウスと同じようなペダルの位置関係にあると私は思っていましたが、ある記事によると「セレナ」など一部の車ではブレーキペダルがもう少し右に寄っていてアクセルペダルからの踏み替えがし易くなっている車種もあるそうです。
踏み間違えたら同じ結果になってしまう訳ですが、少しでも踏み替えをしないような工夫をした方が踏み間違い事故は減るように思います。

自動車メーカーとして、この辺も含めてもう少し検討してもらった方が良いかと個人的には考えます。

③高齢による運動機能などの低下

高齢者による事故の原因として考えられるのは、判断スピードや肉体的な衰えでしょう。

老化現象により判断力や判断の速度が鈍ってくるのはある程度仕方のないことでしょう。
そうした高齢ドライバーは、周囲の状況から急かされるなどして焦ればミスを起こしやすい。

また、加齢によって膝の動きや足首の柔軟性は徐々に衰えていく。
そのため、同じ動作を繰り返しているときに踏みかえたつもりなのに、足が思ったように動いてなくて踏み間違えるということが出てくると考えられる。

高齢ドライバーといっても個人差がかなりあり、75歳以上でも元気な人もいれば60歳くらいでも老化がかなり進んでいるいる人もいるでしょう。
高齢者には「免許返納」を勧めるという話もありますが、都会のように公共交通手段が発達していて自家用車が無くても特に生活が不自由にならない地域では可能な話ではあると思います。
しかし、私が住んでいるような片田舎では公共交通機関がほとんど無く、タクシーを使って病院や買い物などに行くか、近所の親しい人に頼んで乗せてもらうしかないようです。
月に一回程度ならそれでも可能かとは思いますが、生鮮食品などの買い物となるとかなり頻繁になります。
最近ではネットスーパーという手もあるそうですが現物を見ずに購入するのに少し抵抗があるかもしれません。

何歳まででも運転できるわけではなく、いづれは運転免許を返納しなければならない時期が来るのは間違いないのですが、加齢による運動機能や判断能力のある程度の低下は、出来れば車の安全装置などでカバー出来れば良いとは思うのですが。

確実な安全装置の開発を!

最近の車には「衝突被害軽減装置」など、いろいろな安全装置が開発され、車種によっては標準装備であったりオプションであったりして付いてたりします。
つい最近私の買ったプリウスにも「プリクラッシュセーフティー」などたくさんの安全装置が付いています。
ただその安全装置が100%確実に働いてくれるかどうか疑問な部分があるそうです。
トヨタ車のそれはまだ確実なものではないのでしょうか、スバルさんは自信ありげなCMをやってますが。

自動車の自動運転(無人運転)の研究などが進められているそうですが、先ずはドライバーの操作ミスを車の安全装置が100%カバーしてくれる、そんなものを早く完成させて操作ミスによる悲惨な事故が無くなることを願っています。

プリウスのカタログより、安全装置の説明部分

プリウスの事故率が高いわけではない?

高齢者によるプリウスの交通事故が目立つのは、プリウスの車両台数が圧倒的に多いことと中高年者がそれを求めて購入しているからのようです。

2009年から2015年に販売された3代目プリウスは、約6年間に日本国内だけで112万台を登録されました。
4代目にフルモデルチェンジされる直前まで含めて、1か月平均で1万6000台を販売しており、現行の4代目プリウス、アクアや2018年に小型/普通車の国内販売1位とされるノートと比べても圧倒的に多い台数です。
発売直後には1か月に国内だけで約3万台を登録していました。
販売系列もトヨタカローラ店やネッツトヨタ店を加えて全国の約4900店舗で扱われるようになり、売れ行きを急増させました。

子育て世代のユーザーには、ミニバンや背の高い軽自動車が人気で、子供が成長するとSUVに移行するユーザーが増えています。
その一方で、高齢者が若い頃から慣れ親しんだセダンは車種数を減らし、設計も全般的に古くなっています。
トヨタ車であれば、ミドルサイズセダンの「プレミオ」「アリオン」は2007年の発売で以前から設計の古さが感じられ、魅力を欠いていました。
「マークX」の登場も2009年で、2019年末には生産を終えることが決まっています。
ミニバンやSUVが好みに合わない高齢のユーザーが、落ち着いた雰囲気の車種を求めた場合、プリウスが有力候補として浮上します
ベストセラーカーだから安心感も高いでしょう。
私も同じような経緯でプリウスを購入した1人です。

最後に

以上の話をまとめると、プリウスは登録台数が最も多い上に、高齢者がそれを求めて購入する割合が高く、当然加齢で運動機能の衰えている高齢者の事故率も高い。
そういう理由から高齢者によるプリウスの事故が目立つのではないかと思います。

人間の行うことには必ずミスが起こりますが、それを安全装置などでカバーし、このような悲惨な交通事故が無くなる日が来ることを祈っています。

最後になりますが、報道されたプリウスの悲惨な事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、また負傷された方には心よりお見舞い申し上げます。

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