丈夫な単管パイプで長持ちする自転車置き場(小屋)を製作
こんにちは
私は昭和生まれのDIY好きのじじい で ”たか爺”と申します。
私は、丈夫で腐食し難い単管パイプを使い、出来るだけ安価な自転車置き場を自作しました。
今日は、その構造や製作方法などを備忘録にまとめ、記事にして投稿しました。

最近、私は丈夫な単管パイプに興味を持ち、その強度、耐蝕性などが十分なのでこの単管パイプを使って、幅2.1m、奥行き2.2m、高さ約2mの自転車置き場(小屋)を製作しました。
単管パイプとは
単管パイプは工事現場の足場にもよく使われていますが、外径Φ48.6mmで肉厚が1.8mmもある引張強さ・曲げ強さが十分あります。
また、鉄パイプですが亜鉛メッキが施されているので腐食にも強いとされ、雨曝しの屋外でも使われているものです。
「単管パイプの耐用年数」をネットで検索したら、「亜鉛メッキされているので20年を超えるが使用環境によって寿命は異なる」とのAIの回答を得ました。
また、単管パイプを使ったガレージや小屋などの製作動画が多数投稿されており、これらを参考にさせて戴いて出来るだけ安価なものを作りました。
ここ数年で材料費が高騰しておりますが、総材料費は約5万3千円でした。(人件費を除く)
※イレクターパイプとは、スチールパイプにプラスチックをコーティングしたもの (矢崎化工)
10年前に自作した古い自転車小屋はパイプ内部から腐食
実は、10年ほど前に腐食し難いと思われたイレクターパイプ※を骨組みにした自転車小屋を自作したのですが、10年もするとパイプ継ぎ目付近が内部から腐食が進んで以下の写真のようになり、強度的に問題を感じてきたので建て直しを検討していました。
外径28mmのイレクターパイプなので単管と比べるとかなり細いヒョロヒョロした感じでしたが、柱4本のうち2本を隣接の物置の壁にサドルで固定し、冬には雪が20㎝位積もったこともありましたがすぐに雪下ろしをしていたので無事でした。
しかし、10年も経つと次の写真のように、ジョイント付近がパイプ内部のスチールが腐食して、パイプにヒビが入ってきました。

腐食の原因ですが、ジョイント部分の隙間から水分が入って長い年月の間にスチールの腐食が進んでしまったのだろうと思われます。
これを製作した時の記事は、「腐食しにくいパイプを使って自転車小屋を製作」です。
単管パイプを使った自転車置き場の構想・構造
大まかに自転車置き場の製作計画の概略を述べますと、
❶まず、単管パイプを使って以下の図のような、屋根部に傾斜のある骨組みを作ります。
(骨組みはすべて単管で、説明のために一部を青や黄色に塗っています)

この骨組みは他の方も似たようなものを作っておられましたが、私の違う所は、上に載せる屋根部の前から後ろへ渡す垂木の真ん中あたりに支えの単管パイプを横向きに1本入れたことです(黄色い部分)。この骨組みの上に屋根(垂木枠のポリカ波板)を載せるのですが、雪が積もった時に垂木だけでは弱いと考え単管の支えを1本入れたものです。そのために青色部分の単管2本も必要だった訳です。
逆に、積雪の無い地域であれば、黄色や青色の単管は無くても大丈夫かもしれません。
支柱4本のうち、3本をコンクリート基礎で固め、1本はアンカーボルトでコンクリート土間に固定します。
尚、見栄えを良くするために、単管の接続には安価なクランプを使わず、以下は一例ですがこのようなジョイント類を使いました。
クランプに比べて単管ジョイントの価格は高いですが、見栄えは全然違います。
ジョイントの固定方法は、ジョイントに単管を挿入して六角レンチで締めるだけの簡単なもので、骨組みだけの組立は2時間程度でした。
単管パイプには元々亜鉛メッキが施してあるので腐食に強いのですが、20年は持って欲しいので、その上から塗装もしました。
❸屋根部は垂木と野縁で以下のような格子を組んでビス止めし、これにポリカーボネート波板を載せてビスで止め、地上で作っておきます。

垂木(縦方向)は単管との重なりを避けて最大間隔は600弱ですが、積雪時を考えて母屋(もや、横方向)の間隔は446mmと小さめにしています。(一般的に強風多雪地域では450mm以下と言われています)
また、波板の軒先の出幅は強風地域では50mm以下といわれているのでこれに合わせました。
屋根の傾斜は、長さ2420mmで100mmほどの落差なのであまり無いので、4枚の波板の重ね幅は1か所当たり155mmです。もし雨漏りがする場合は重なり部分にコーキングをすればよいかと考えています。
❹この屋根部を組立て、先に作った単管の骨組みの上に載せて、屋根部をサドルで固定します。

支柱4本が立っているだけで補強は全く無いですが、隣の物置にくっつけて建て、支柱4本のうち2本を物置の壁にサドルを使って固定するので全然グラつかないと思います。もし、出来上がってから骨組みがグラつくようなら、上図のように、安く上げるために追加で支柱間にワイヤーの筋交いを張ればいいと考えていました。(結果的にグラつかず、しっかりしていたので補強は必要なかった)

実際の製作手順は
まずは材料の調達
パワーコメリ(ホームセンター)にて1tトラックを無料で借りて材料を調達してきました。
使用した材料の明細は最後に提示しますが、約4mの垂木などが11本あったりして私の乗用車には積めなかったので。
(実は、3mの垂木を求める筈が間違って4mの垂木を買ってしまったのでした。3mでも乗用車には積めませんでしたが)

単管パイプは、出来るだけ売っている2、000mmのものをそのまま切らずに使うように設計し、支柱に使う4本だけは寸法を指定して店で切断してもらいました。(1カット50円。パイプカッターを持っているので自分で切断することも可能でしたが、切るのが面倒だったので。)
尚、1本(黄色の部分)だけは実際に組み立てながら長さを現物合わせで測って切る必要があったので、以下のパイプカッターを使って自分で切断しました。
単管の腐食対策に亜鉛スプレーをかける
材料を持ち帰ったら単管の切断面のバリを取り(殆ど無かったが)、両端部付近だけをローバル(亜鉛スプレー)で防錆処理しました。

防錆スプレーが乾いたら、単管そのままでは殺風景なので刷毛でアイボリー色の塗装をしました。
これをすることで更なる防錆対策にもなります。
アイボリー色にしたのは隣にある既設の物置に似た色という理由であり、環境汚染対策を考慮して水性を選びました。
塗装の前には塗料が乗りやすいように脱脂の目的で、単管にパーツクリーナーを吹きかけてウエスで油分を拭き取りました。

ジョイント類もパーツクリーナーで脱脂してから刷毛で塗装しました。塗料の乾燥には2時間ほどかかりました。

ブロック基礎と単管で骨組み
まずは、平面図より単管の基礎の位置を決定しました。

隣の既設物置を基準に寸法を測って4本の柱の位置を決めた。
右奥の柱位置はコンクリート土間ですが他の3か所は地面に穴を掘ってブロック基礎としました。
その3か所に穴を掘って砕石を少量入れて突いて固めた上にブロックを置き、同じレベルになるように空モルタルを入れて水平高さも合わせた。

ブロックに単管パイプを差し込んで、単管パイプとジョイント類で骨組みを組み立てて、ブロックの穴にモルタルを流し込みました。
この時、モルタル内の気泡を抜くために細い杭棒で突きました。
その後、ブロック基礎の周りもモルタルを流し込んで固めました。

このようにして骨組みが完成しました。

屋根部の製作手順
次に、屋根部の製作にかかり、まずは垂木と母屋(もや)を、先の屋根の寸法図にあわせて電動のこぎりで切断しました。
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垂木は45mm×45mm、母屋には30mm×40mmを使いました。
そして、単管と同じアイボリー色に刷毛で塗装して乾かしました。木材の腐食防止の意味もあります。

塗料が乾いたら、これらを格子状に組みつけます。
組立には充電式のドリルドライバーを使いました。(記事下に広告貼りました)
流石に65mmのコースレッドをドライバーを使って人力でねじ込むのは無理なので。
私は時々DIYで充電ドライバーを使うので持っていますが、もし一時的に借りるならパワーコメリなどで有料で貸してくれるそうです。

さらに、この格子の上にポリカ波板を貼っていきます。
因みに、ポリカ波板の耐用年数は10年ほどなので波板が交換しやすいようにビス止めで貼りました。
(釘だと抜くのが大変ですが、ビスなら解体も電動ドライバーで簡単にできます)
この時も100本あまりのビス止め作業があり、下穴開けやビス止めにはやはり電動ドライバーが重宝しました。
1台でいちいちドリル刃とドライバービットの付け替えは大変で、贅沢かもしれませんが2台持ちは大変便利でした。

波板の上に乗るときは、波板を傷めないようにコンパネ板を載せ、その上に乗って作業しました。
YouTube動画を見ていると、ほとんどの方は屋根の上に載って母屋や波板張り作業をやっていましたが、勾配が小さいとはいえ転落の危険性を感じます。私は土間で屋根部を組み立て、出来た屋根部を骨組みの上に載せるという手順で行いました。
因みに、私が製作した屋根部の重量は、計算上は25~30kgくらいなので持ち上げることが出来るから可能だったのです。
(赤松の比重0.52として,垂木等の縦×横×長さ×本数に比重をかけて重さを求めて持ち上げることが可能であると判断しました)
屋根部を骨組みに載せて固定する
出来上がった屋根部を、先に作った骨組みの上に載せます。
屋根部を骨組みの頂上部に立てかけて、斜めに押し上げながら載せていきました。1人では厳しいのでこの時だけは家内に手伝って貰いました。


載せ終わったら骨組みの下側から、骨組みの単管パイプと屋根部の垂木をサドル10個を使ってビス止めします。
あとでサドルも塗装しておきました。

後側に雨樋の取り付け、前面に鼻隠しを付けて完成
屋根はうしろ側に傾斜しているので、屋根のうしろの最下部に雨樋も設置しました。
軒樋は2mほどなので支持金具3ケを垂木に、軒樋の勾配を確認しながらビスで固定しました。

前側には垂木が見えないように鼻隠しの板を取り付け、そこに以前から設置していたセンサーライトも付けました。

以上で自転車置き場の完成です。(拡張した部分の土間のコンクリ打ちは疲れたので後日とします)
かかった費用は?
幅2.1m、奥行き2.2m、高さ約2mの単管パイプで作った自転車置き場の総材料費は、私の場合は約5万3千円でした。
当初の計画では4万円くらいの予定でしたが、こまごましたものやビス類、雨樋や塗料などもあり少し予算オーバーとなりました。
YouTube動画に投稿した方が部材の価格も表示されていましたが、2~4年前に比べて部材がかなり値上がりしていてびっくりしました。
ご参考までに、今回私が購入した部材のリストと価格なども提示しておきます。(価格は変動しますし、店舗によっても変わりますので)

10年前から「自転車置き場」と呼んできましたが今では自転車は無くなり、洗濯物や玉ねぎなどを干したり、ご飯を食べたりバーベキューをしたりと多目的に使っています。
これで10年以上は安心して利用できそうです。たぶん私より長持ちするでしょう。
DIYに興味のある方、よかったらあなたも単管で作ってみませんか?
計画を練るのも、また実際に作るのも楽しいですよ。
大変長々と書きましたが、最後までお読みいただき有難うございました。





















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