充電ドライバードリルの選び方、インパクトドライバーとの違い

2024年11月1日

こんにちは、DIY好きの たか爺です。

つい最近、私はDIYの穴あけとネジ締め用に、HIKOKI製の充電式「ドリルドライバー」を購入しました。
購入するにあたっては、ドリルドライバーかインパクトドライバーのどちらが良いのか、どのメーカーのどの機種が良いのかなど、いろいろ悩んだ挙句に私は「ドリルドライバー」を選び、HIKOKI製 18V仕様の FDS18DA に決めました。(記事下に広告あり)

DIY作業の穴あけやネジ締め用に電動工具を購入しようと考えている方に、少しでも参考になればと思い本記事を投稿しました。
機種選定の方法と私がこの機種を選定した理由や、実際に使った感想なども記しました。

※当サイトは、広告主によるアフィリエイトプログラムに参加していますが、記事内容には公平さを心がけています。

ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いをご存じですか?

皆さんは「ドリルドライバー」と「インパクトドライバー」の違いをご存じですか?
どちらも穴あけやネジ締めができますが、それぞれ得意不得手があり、少し使い勝手も違うのです。以下に詳しく説明したいと思います。

私は10年ほど前にリョービの充電ドリルドライバーを購入しましたが、ニッケル水素電池がほぼダメに近く、あまりあてにならないので今回買い足しました。最近の充電池はリチウムイオン電池になっており、充電時間が短く電池残量を確認できたりして大変便利になっています。

ドリルドライバーとインパクトドライバーの主な違い

ドリルドライバーとは

ドリルドライバーは「穴あけ」と「ネジ回し」をする電動工具で、スピードコントロール機能とトルク調節部があります。
先端は真っ直ぐ回転し、正確な穴あけ作業とネジ回し作業が可能です。
ただし、パワー(トルク)が弱いので長いネジや硬い素材には不向きです。

インパクトドライバーとは

インパクトドライバーとは、「ネジ回し」に「打撃(インパクト)」が加わるのでパワーが強いです。
本体にドライバービットやドリルビットを装着することで、ネジ回しや穴あけ作業もできます。
パワーが強いので長いネジを打つことも硬い材料にネジを打つことも可能です。
回転中に負荷が加わると、回転方向に打撃が加わるようになり、叩く力でビットを回すというイメージで、打撃音が鳴り響き、持つ手にも振動が伝わってきます。 

チャックの違い

チャックとは、先端にドリル刃やドライバービットを取り付け固定るする部分のことです。
インパクトドライバーのチャックは、6.35mm角の六角形のみ取り付けられるような形になっています。
一方、ドリルドライバーのチャックはビットの形状も六角軸、丸軸のどちらもセットすることが可能で、口径に収まるサイズなら軸が太くても細くても取り付けられます。

回転スピード切り替えとクラッチ(トルク調節機能)

インパクトドライバーは、トリガーを押し込む力を調節することで回転速度やトルクを調整します。

ドリルドライバーもトリガーで調整が出来ますが「切り替えスイッチ」で回転スピードを変更することができます。
確実にネジ締めを行うときなどは「低速」で、木材の穴あけを行うときなどは「高速」で使います。
もう一つ、ドリルドライバーにはクラッチ機能があります。

本体にあるダイヤルでトルク(締め付ける強さ)を設定することができます。トルクは1が弱く、数字が大きくなるほど強くなっていき、設定したトルクに達すると空回りするようになっています。
同じネジを大量に締めるときにトルク調整ダイヤルを設定しておくと、常にちょうど良い締め付けで作業し続けられるため、手際良く作業ができます。
20よりもさらに回すとドリルモードになります。

回転のみ と「 回転+打撃」

ドリルドライバーは回転のみです。
インパクトドライバーは、回転に負荷がかかると回転方向に打撃が加わり、回す力をアップするような仕組みになっています。
インパクトドライバーはドリルドライバーよりも軸に少し遊びがあり、穴あけの際に少しだけぶれることがあるようです。

ネジの締め付け力ではインパクトドライバーが優れており、ドリルドライバーではなかなか締め込めない長いネジもインパクトドライバーならスムーズに入っていくということが多いです。
ドリルドライバーのカタログには「ねじ締め付けmm」(例:φ6×75)などの記載があり、それ以上の大きな太いネジを締め付ける場合は予め下穴をあけるなどして負荷を減らせば可能かもです。

結局どちらのドライバーを選べばいいのか?

穴あけ作業を頻繁に行う場合
ドリルドライバーはドリルとして使用するのに向いている電動工具なので、下穴をあけるなどの作業も精密に仕上げられます。

ねじ締めの効率で選ぶ場合
インパクトドライバーの方がネジを締めつけるパワー(トルク)が強く、回転数も多いのでめ、速く打ち込めます。ネジを打ち込む作業をメインで使用する方にお勧めです。 

静音性で選ぶ場合
インパクトドライバーは回転に打撃が加わるので大きく響く音と振動が出ます。近隣の方への迷惑も考えて、作業中静かなものを選びたい場合はドリルドライバーが良いでしょう。

穴あけとねじ締めをバランスよく行うならドリルドライバーがお勧めだと思います。
近所のDCMカーマの工作室に行って
、2台のドライバーの違いを尋ねたら実演してその違いを説明してくれました。
私は「穴あけとねじ締め」両方に使いたいので、結局「ドリルドライバー」を選びました。

2台あれば作業効率が良いが

2台揃えて、穴あけ作業にはドリルドライバーを、ネジ締め作業にはインパクトドライバーをと使い分ければ、ビットを取り替えずにすみ、作業効率が非常に良いです。ただし、費用が2倍ほどかかります。
私は10年ほど前に購入したニッケル水素電池使用のリョービ製のものを持っており、これがあまりあてにならないのでもう1台をと考えて購入しました。

ドリルドライバーの選定基準は

以上で、ドリルドライバーを購入することに決めたので、次に何を基準にどのメーカーのどの機種にするかを考える場合、
❶メーカーについては長年使うので修理のことや信頼性なども考えて日本製を選んだ方が無難かと思います。
❷大きなネジを締める場合を考えれば「ねじ締め付けmm」の出来るだけ大きいものを選んだ方が良い。
❸本体の重量が重いと作業性が悪いのでやはり少しでも軽い方が良いでしょう。
❹本体が大きいと作業性が悪くなるので出来るだけコンパクトな方が良いかと思います。
❺価格は出来るだけ安価な方がうれしいですよね。私は1万円以下のものを選びました。

尚、コード式は作業性が悪いので除外し、割高ですが充電式に限定しました。

どのメーカーのどの機種が良いのか?

日本製もしくはホームセンターブランドのドリルドライバーを、通販サイトでその性能や価格などを調査をしました。
私は1万円以下のもので出来るだけパワーのある、コンパクトで出来るだけ軽いものが欲しいと考えていました。

価格以外にも、最大トルク(N・m)、ねじ締め付けmm、重量(kg)、バッテリー電圧などを表にして比較してみた

マキタ、HIKOKI、新興製作所、DCM、コメリなどで比較表を作成

この中でドリルドライバーとしては最大締め付けトルクが50N・mとパワフルで、重さは1.3kgと少し重めだが比較的コンパクトで実質価格が1万円を切るというHIKOKI製 の FDS18DAを選定しました。(ヤフーショッピングで購入)
マキタ製は本職の方には人気があるようですがやはり価格は高いですね。

実際に使用してのレビュー

実際にHIKOKI製 の FDS18DAを使ってみての感想ですが、1.3kgの重さはそれほど気にならず、赤松の垂木2本に65mmのコースレッドを下穴無しで楽に打ち付けることができました。ただ、ねじ込む時にしっかりと押さえつけないとビスの頭を舐めそうで、こんな作業ではインパクトドライバーの方が良かったのでしょう。一応性能的には満足していますしデザインも良いと思っています。

※ HIKOKI(ハイコーキ)とは
工機ホールディングス株式会社(こうきホールディングス、英文社名:Koki Holdings Co., Ltd.)は、日本電動工具メーカー。かつて日立グループに属していたが、2017年3月に離脱。米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に買収された。
2018年5月までは日立工機株式会社(ひたちこうき、英文社名:Hitachi Koki Co., Ltd.)であった。

最後に、レンタルもあります

最近私は、単管パイプを使って自転車置き場を作りましたが、この時に屋根を組み立てるのに4.2×65mmのコースレッドを下穴無しで赤松の垂木に簡単に打ち込めました。大変パワフルで重宝しました。

もし、頻繁に使わないのならパワーコメリなどでレンタル(有料)もしてくれますよ。
料金例:充電式振動ドライバドリル18V(先端別売)ならレンタル料は1日780円、インパクトドライバーで1日580円など。
10日ほどレンタルしたら買える計算になるので、何度も使う可能性があるのなら買った方が安くつくのではないかと思います。
買ったのならDIYでいろんなものを自作して楽しみましょう。

最後までお読みいただき有難うございました。

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