キッチンなどのスライド丁番の選び方・交換方法と調整方法

2023年10月31日

こんにちは、” 何でも出来ることはDIYで ” がモットーの ”たか爺” と申します。

最近、我が家のキッチンの「スライド丁番」が壊れたのでDIYで交換しました。

スライド丁番

今日は、この「スライド丁番」が壊れた場合の、交換用の丁番の選び方と交換の仕方を記事にしました。

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スライド丁番(蝶番)とは

システムキッチンや下駄箱、洗面ユニット、キャビネットなどには、扉を開閉するために外から金具が見えない「スライド丁番」というものが使われているのをご存知ですか?(下の写真)

新品のスライド丁番
少し腐食したスライド丁番

スライド丁番にはいろいろ種類があり、ホームセンターやネット通販などで売っています。

私はシステムキッチンの丁番の故障を2回も経験しております。
やはり30年も使っていると傷んでくるんですね。
1回目は2年前になりますが、あまり調べもせずに壊れた丁番をホームセンターに持参し、形の似たような丁番を適当に選んで購入し、何とか交換することが出来ました。
流石に2回目はどんな種類があるのか規格などをいろいろ調べて勉強したので今は詳しくなり、記事が書けるようになりました。

丁番が壊れた場合

2年程前にシステムキッチンのスライド丁番が初めて壊れたのですが、今回、また別の場所のスライド丁番が壊れました。
急に扉の開閉が硬くなり、無理に動かそうとすると扉が取れるのではないかと思うくらい硬くなった。
原因はスライド丁番の故障で、症状は2年前と同じく、スライド丁番の中の板バネが折れていました。

この丁番、実は壊れてもDIYで交換・取付けすることができます。
実際に2年前にも自分で交換しています。

スライド丁番はホームセンターやネットなどで売っていますが、色々な種類・サイズがあります。
システムキッッチンや洗面ユニット、キャビネットなどに使われる丁番には、扉側の凹んだ部分(カップ)の直径と「かぶせ」の規格があり、同じメーカーのものでなくてもその「カップ径」と「かぶせ」のサイズが合えばほとんど利用することが可能なのです。

丁番の選び方(種類)

❶カップの直径を確認
ここでいうカップとは扉側の凹んだ部分(へこみ)のことで、ほとんどのカップ径は26mm,35mm,40mmの3種類です。
壊れた丁番を外して、付いていた穴の径を測れば分かります。
ホームセンターなどでは写真のようなものが置いてあるので、外した丁番をこれに差し込んで確認することも出来ます。

ホームセンター「カーマ」さんの店頭にて

❷かぶせの確認
「かぶせ」と言われ、スライド丁番には全かぶせ」「半かぶせ」「インセット」という3種類のタイプがあります。
スライド丁番の座金部分を水平な台の上に置いた時、カップの部分の下端が水平面よりも何ミリ下がっているかによって決まります。

ホームセンター「カーマ」さんの店頭にて

❸キャッチの有無
キャッチとは、扉が閉まった状態を保持する機能のことです。
丁番に内蔵しているダンパーやバネなどで扉が勝手に開かないようにしているものはキャッチ「有り」です。開閉操作が硬いようならキャッチ付きということになります。
今回壊れた物は板バネが付いていたので「キャッチ有」ということになりますが、その板バネが折れてしまっていた。

実際の選定
今回壊れた丁番はカップ径35mmだったので、35mmの場合カはップ部の下端が水平面よりも3~7ミリ下がっていれば「半かぶせ」で、12~17mmなら「全かぶせ」になります。

かぶせの選定(壊れたスライド丁番)

上の写真のように直角の台紙に壊れた丁番を当てると、現物のカップの下端は水平面よりも8mmくらい下がっていたので半かぶせを購入した。
(店頭の説明書では3~7mmの場合に半かぶせ、とありましたが1mmくらいなら・・・)

今回購入したスライド丁番

取替え方法

取替え方法はいたって簡単で、
①先ず側板に丁番を固定しているネジを外すと扉が外れ、そして扉に丁番を固定しているネジをすべて外せば古い丁番が外れます。

②次に、新しい丁番をネジで固定しますが、ネジ穴が古いものと同じ場合はそのまま付属のネジで取り付けます。
しかし、穴の位置が古いネジ穴と位置が異なる場合は新しいネジ穴(下穴)を開けて付属のネジで止めます。

言い忘れましたが、丁番を交換する時は壊れたスライド丁番だけでなく、その扉に付いている丁番をすべて(2~3個)同じものに交換しなければなりません。
そうしないと、少しでもサイズが異なる丁番を付けると、開き角度が合わない等でそれぞれの丁番に無理な力がかかり、壊れやすくなります。

③丁番を交換したら、最後に調整が必要です。

丁番の調整方法

丁番の調整方法は、前後調整ネジと左右調整ネジの2つで調整します。
扉の位置関係を見ながら、2つの調整ネジで前後左右がピッタリになるように調整します。

以下はTOTOの洗面台(今回のものではない)に貼ってあったものです。

扉がきっちりと合うように調整できれば交換完了です。

注意事項

最初の方で、「カップ径」と「かぶせ」のサイズが合えばほとんど利用できる、と書きましたが、今回のように「かぶせ」の種類の選定で、半かぶせの範囲(3~7㎜)から1mmずれていたので、調整しても扉の左右位置が若干(数ミリ)左にずれていますが、扉の開閉には特に問題が無いので我慢しました。
このように、多少はサイズが合わない物もあるようです。
今回壊れた丁番は30年も前のものなので、最近のものとは少しサイズが違うようでした。

丁番の選び方には注意し、ちゃんと合ったものを選びましょう。
間違った丁番を取り付けたら、扉がズレてきちんと閉まらない原因にもなるのでご注意ください。
もし、どの丁番が良いのか分からないなどの場合は、壊れた丁番を持ってホームセンターなどの売り場で相談すれば教えてくれるかもしれませんね。

スライド丁番の選び方と取り付け方についての記事を投稿しましたが、理解して頂けたでしょうか?
下手な説明でわかり難かったかもしれませんが、もし少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき有難うございました。

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