日本製のスマホ用望遠レンズ「リアルプロクリップレンズ」は使える

2022年3月29日

こんにちは、いろんな物や物事を比較検討することが好きな “たか爺”です。

実は最近、比較的安価なスマホ用の望遠レンズ(以下の写真)を買ったので、今日はそれで撮影した写真の写り具合を比較・評価したいと思います。
結論を先に言いますと、8倍の望遠レンズなので三脚なしでは手振れがありましたが、三脚を使えばまずまずの望遠写真が撮れました。

望遠レンズを欲しいと思った理由

私は、3年ほど前に65歳定年で退職し、リタイヤ後は健康を維持する目的で、ほぼ毎日散歩と称して近所を徘徊しています。
最近、近所を散歩していると、白鷺のコロニー(集団繁殖地)で給餌場面に出くわしたり、直ぐ近くの上空に飛んできた航空自衛隊の戦闘機を見たりなど、少し感動するような光景に出くわすことがありました。
そんな時には写真や動画に記録して残したいと思ったのですが、スマホでそのまま撮っても対象物が小さ過ぎてあまり感動が伝わり難く、もっと近くに、もっと大きく映ったら感動も伝わるのではないかと常々考えていました。

そこで、いつもは3年前に買ったスマホ(iPhoneXR)で写真や動画を撮っていますが、このスマホに取付け出来る望遠レンズが欲しいと思いました。
比較的安価なもので、三脚が無くても撮れる程度の倍率の、出来れば常に持ち歩けるコンパクトな望遠レンズを探すことに。

スマホ用望遠レンズの選択

ネットショッピングなどで「スマホ用望遠レンズ」を検索すると、6倍くらい~22倍くらいまでの望遠レンズが3,000円~9,000円程で売っていました。
殆どが中国などの海外製らしく、かなり安価なものもありましたが、レビューではあまり良い評価が無かったり、嘘くさい感じであったりと何が良いのか分からない。
そこで、やはり信頼性の高い日本製に絞り、中でも比較的安価なものということで、子供の頃に顕微鏡などでお世話になった「ケンコー」のものを探した。
このメーカーから7倍および8倍の望遠レンズが販売されており、このくらいの倍率なら三脚無しでも使えるのかなあと思い、少し迷いましたが8倍のものに決めました。

リアルプロクリップレンズ望遠8倍」は、ケンコー・トキナー製で、
マルチコートを施した光学ガラス採用しているので画質が良いこと、
広い視界によりほとんどのスマホで周辺のケラレが出にくい、
ねじって接眼部を引き出すだけで単眼鏡にもなる、
クリップ式なので大抵のスマホに簡単に取り付けられる、
比較的コンパクトである、
などで、通販サイトのレビューでは安価な割には性能が良いという内容が多く、ヤフーショッピングで★4.2の評価でした。
楽天市場の価格が4,051円だったのでこれを注文しました。

実際に撮影した写真を比較

通販で注文したら翌々日には自宅に届きました。
届いたら、早速スマホに装着してみました。クリップ式なので簡単に取付けできました。
以下の写真は以前に1,300円程で購入したスマホ用三脚で望遠レンズを付けたiPhoneを固定しています。

そして実際に屋外で、三脚を使用しないで撮影した写真を比較してみました。
写真の比較は、
❶スマホでそのまま撮影した写真と、
❷スマホのデジタルズームで5倍に拡大した写真、
❸スマホに望遠レンズを付けた写真
❹三脚で固定した写真 
で比較してみました。
結局、8倍でも三脚は必須だと感じました。

尚、iPhoneXRで撮影した以下の写真の元データは容量が2~5MBもあり、このブログに載せるとサイト表示速度が遅くなるので、全ての写真を300KB~400KBまでサイズを落として貼ることにした。
大きさを比較するために拡大・縮小はしていませんが、サイズを落とすことで空の色にムラが出たりなど見づらくなっていますのでその辺はご了承ください。

※ iPhoneXRのカメラ仕様 標準撮影時 焦点距離26mm(35mm換算)、絞りf1.8
最大ズーム(5倍)撮影時 焦点距離130mm(35mm換算)、絞りf1.8

比較1、昼間に見えた半月

昼間ですが、北陸新幹線の建設工事現場の上空に見えた月(半月)を普通にスマホで撮るとこんな感じ(赤い➡)です。小さ過ぎて殆んど分かりませんよね。
(サイズを落としたことで空にムラムラが出ている)

❶月の撮影、そのまま普通にスマホで

❷これをスマホのデジタルズームを目一杯に拡大(5倍)して撮影すると
手振れの影響もあるかも知れませんが、画質がかなり荒れています。

❷月をデジタルズーム(5倍)で拡大して撮影

❸次に、スマホに8倍望遠レンズを付けて撮影するとこうなりました。(スマホのズームはしない)
標準時やデジタルズーム時に比べて全体がかなり暗くなっていますが、月はデジタルズーム時よりもハッキリ写っています。画像を拡大して比較していただければわかると思います。
暗くなっているのは望遠レンズの口径が小さいので仕方が無いと思います。
少し手振れの影響もあるでしょう。

❸月を8倍望遠レンズで撮影

比較2 遠景(遠くに見える山の頂上)

約40km先の山(白山)の山頂に向けて、
❶普通にスマホで撮影すると、(赤い➡が山の山頂)

❶白山の頂上に向けてスマホで普通に撮

それを、❷デジタルズームを目一杯に拡大(5倍)して撮ると、
手振れのせいか、ズームしたせいか、ややぼやけている感じです。

❷デジタルズーム(5倍)で拡大して撮影

次に、❸スマホに8倍望遠レンズを取付けて撮ると、
空が少し暗いですが、山頂がデジタルズーム時よりもややハッキリ写っています。これも少し手振れしている感じですね。先ほども言いましたが、暗いのは望遠レンズの口径が小さいからでしょう。

❸スマホに8倍望遠レンズを付けて撮影

更におまけに、❹スマホに8倍望遠レンズ+スマホのデジタルズームを目一杯に拡大(5倍)して撮影すると、
さすが40倍にもなると、山頂まで40kmも離れているのにかなり近くに感じますね。
手振れを軽減させるために、膝にスマホを乗せて撮ったので、倍率の割にはそれほどブレていませんが、やはり三脚を使うべきでした。

❹8倍望遠レンズ+デジタルズームで拡大

比較3、遠くの工場建設現場

約800m離れたところにある工場の建設現場の写真を撮りましたが、

❶そのまま普通にスマホで撮影すると、遠過ぎて殆んど写っていません。

❶そのまま普通にスマホで撮影

次に、❷デジタルズームを目一杯に拡大(5倍)して撮ると、ハッキリ工事現場が分かりますが、少しぶれている感じです。

❷デジタルズーム(5倍)で拡大して撮影

次に、❸スマホに8倍望遠レンズを取付けて撮ると、大きく写っていますが、これはかなり手振れしてしまった感じです。かなり暗いです。

❸スマホに8倍望遠レンズを付けて撮影

最後に、❹スマホに8倍望遠レンズ+スマホのデジタルズームで拡大(5倍)して撮影すると、無茶苦茶大きく写っていますが、やはり少し手振れしている感じです。

❹8倍望遠レンズ+デジタルズーム拡大で撮影

比較4、アオサギの餌探し風景

望遠レンズで撮影したいと思った一番の被写体である、サギの写真です。
サギ類は警戒心が強く、20mくらいまで近づくと飛び立って逃げていきます。
サギに警戒されずに離れたところからサギの写真を撮るには望遠レンズが必須なのです。

本当は真っ白で綺麗な「シラサギ」を撮りたかったのですが、11月半ばにもなるとアオサギをたまに見かける程度で、シラサギ類(チュウサギ、コサギなど)は南方へ渡って行ってしまったのではないかと。
以下の写真は、30mくらい離れたところでアオサギが餌を探している風景です。

❶そのまま普通にスマホで撮影すると、小さくてどこにいるのか全然分かりません。

❶そのまま普通にスマホで撮影

❷デジタルズームを目一杯に拡大(5倍)して撮ると、かすかに見えてきましたが少しブレています。

❷デジタルズーム(5倍)で拡大して撮影

次に、❸スマホに8倍望遠レンズを取付けて撮ると、これも手振れの影響が出ています。

❸スマホに8倍望遠レンズを付けて撮影

❹スマホに8倍望遠レンズ+スマホのデジタルズームで拡大(5倍)して撮影するとこんな感じで、手振れのせいでかなりぼやけています。
やはり三脚などでスマホを固定する必要がある。

❹8倍望遠レンズ+デジタルズームで拡大して撮影

どれも手振れなどで写りが悪いですが、来年の春以降になったら今度は純白で綺麗な「シラサギ」を、三脚を使って撮影したいと思います。

三脚使用の有無の比較、【携帯電話基地局】

最後に、150m先の「携帯基地局」を映した写真です。
最初に、❶スマホでそのまま普通に撮影するとこんな感じです。(赤い➡)
(これもファイルサイズを落としたことで空にムラムラが出ている)

❶携帯基地局を、スマホでそのまま撮影

次に、❷スマホのデジタルズームを目一杯(5倍)に拡大して撮影するとこうなりました。
左側はスマホを膝の上に乗せて撮影、右側は別の日にスマホを三脚で固定して撮影したもの。
やはり三脚を使わないと少し手振れしている感じです。
空の色などが違うのは撮影日時が違うからです。


次は、❸スマホに8倍望遠レンズを付けて撮影するとこうなりました。(スマホのズームなし)
左側はスマホを膝の上に乗せて撮影、右側は別の日にスマホを三脚で固定して撮影したものです。
標準時やデジタルズーム時に比べて少し暗いですが、これは望遠レンズの口径が小さいせいです。
明瞭さはデジタルズーム時よりは良いように思います。
同様に、空の色や明るさなどが違うのは撮影日時が違うからです。


更に、特別おまけに、❹スマホに8倍望遠レンズを付け、更にデジタルズームを目一杯に拡大(5倍)して撮影すると次の写真のようになります。(トータル40倍相当)
左側はスマホを膝の上に乗せて撮影、右側は別の日にスマホを三脚で固定して撮影したもの。
さすがに40倍にもなると、確実に手振れの影響が出ており三脚は必須です。
同様に、空の色や明るさなどが違うのは撮影日時が違うからで、多少大きさが異なるのは撮影距離の違いだろうか?

手振れしないように三脚を使って撮影すれば、まずまずの写り映えという感じではないでしょうか。
三脚で固定して撮るべきですよね。

望遠レンズは8倍でもやはり三脚が必要

いろいろ撮影して比較しましたが、ごれを見ても望遠レンズではやはり暗くなりました。
手振れの影響を除けば、この8倍望遠レンズではやや暗くなるものの何とか使える程度ではないでしょうか。
手振れについては、たとえ8倍でも望遠レンズでの撮影は三脚無しではちょっと無理であることがわかった。
手軽に三脚無しで撮影できるかと考えていましたが。
私は、最初に、写真で紹介した簡易型のスマホ用三脚を持っておりますが、これは風がある時などは揺れて今一なのでもう少ししっかりした三脚をお勧めします。
参考までに、比較的安価な日本製の三脚の広告も最後に貼っておきます。

スマホ用望遠レンズ、ケンコー・トキナー製「リアルプロクリップレンズ望遠8倍」の使用レポートでしたが、あまり参考にならなかったでしょうか?

長々と書きましたが、最後までお読みいただき有難うございました。