エコキュートの良い点、欠点

2017年1月10日

我が家では5年余り前にオール電化(エコキュート、IH、エアコン)を導入しました。
 2016年の11月に「オール電化(エコキュート等)で地球温暖化防止に貢献」と題して、オール電化の地球温暖化防止に関してのメリットを記事にしました。
今回はオール電化の中でも「エコキュート」について、利点だけでなく、欠点なども含めてもう少し詳しく説明したいと思います。




エコキュートとは

エコキュートとは空気の熱で湯を沸かすことができるヒートポンプ技術を利用した電気給湯機のことです。
また、ヒートポンプとは冷蔵庫やエアコンにも利用されているものであり、熱媒体の気化熱および凝縮熱を用いて周辺の空気と水などとの熱のやり取りを行うものです。
エコキュートの場合、熱媒体として二酸化炭素が使われています。

夜間電力の利用

エコキュートは主に料金の安い深夜電力を利用しています。

工場の稼働など一部で24時間稼働するものもあるが、人々の活動は昼間が主であるので昼間はたくさんの電力を必要とする。
したがって昼間の電力需要に合わせて発電すると夜間は電力が余ってしまう。
この余った夜間電力について、電力需要の平準化をするために、夜間の電力料金を安く設定して夜間電力の利用を推進しています。
エコキュートはこの制度を利用して、深夜の安い電力を使ってお湯を沸かしてタンクに貯湯・保温しておき、翌日の必要な時にこの湯を使うシステムです。

エコキュートの利点

夜間の余った電力を、安い料金で利用することにより、給湯にかかる光熱費が抑えられる。
また電気を利用しているので灯油やガスを使う給湯器に比べて炭酸ガスの発生量が少ない。=地球温暖化防止

ヒートポンプ技術を使うことで省エネルギーである。
タンクにお湯を貯める構造であるから、停電や断水してもタンクの水を非常用水として活用できる。ただし、飲料用としては使わない方が良い、とメーカーは言っている。
エコキュートの取説には生活用水(飲料以外)として利用できると記載されており、もし、飲料水として使う場合は再沸騰した方が良いようです。

エコキュートの欠点

ヒートポンプの低周波騒音による近隣への健康被害が報道などで取り上げられ、現在では被害が実証されている。
エコキュートだけでなく、ヒートポンプを使用するエアコンなどは設置位置を十分に検討する必要がある。(近隣に生活環境に悪影響を及ぼさないように)
現在、国はメーカーに対して低周波騒音への軽減対策の検討を要請している状況である。

貯湯タンクのための設置スペースを必要とする。
貯湯している間の放熱ロスがある。
空気熱を利用するため気温の低い冬は効率が低下し光熱費が高くなる。

東日本大震災の影響

東日本大震災の後、原子力発電所のほぼ全てが停止し、特に関東地方などでは計画停電など、一時は電力需給がかなり逼迫していて節電の要請がされていました。
したがって各電力会社はオール電化およびエコキュートの宣伝を自粛していました。
しかしその後、省エネ設備と節電ノウハウの普及で電力消費が減り、原子力発電所は稼働していないが節電要請なしで乗り切っている。

今後のオール電化の普及

最近は電力の需給が安定したとして、またオール電化およびエコキュートの普及に力を入れ始めています。
2012年のオール電化普及率は10%くらいでしたが、2020年には約20%近くになると予測されています。
低周波騒音の対策が進み、地球温暖化防止のためにオール電化の普及が進むことを期待しています。