新型コロナウイルスの抑制にプラズマクラスターは有効か?

2020年6月26日

2020年1月以降、中国・武漢で発生したとされる新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大して大問題になっている。
2月末頃には中国に次いで日本、韓国、イタリア、イランなどでも感染者・死者が急激に増え続けており、どの国・地域においても感染拡大を抑えようと必死になって対策に追われている。

【2020.6.26追記】
2020年6月26日の時点で、新型コロナウイルスによる世界の感染者数が960万人で死者が約48.9万人、日本では感染者数18,110人 死者は968人といわれています。
日本ではソーシャルディスタンスやマスク着用、咳エチケットなどの徹底で感染拡大が緩やかになってきてはいるが、海外では感染拡大が続いている国もあります。
治療薬がまだ無いということでまだまだ終息・終息が見えてきません。人類最大の危機ではないでしょうか!!

つい先日、スマートニュースを読んでいると、プラズマクラスター がコロナウイルスを破壊するという記事を偶然見つけました。
今日はこの記事の真偽について、私が調査したことを綴ります。

※プラズマクラスターはシャープ株式会社の商標です。

プラズマクラスターはコロナウイルスを抑制する?

つい先日、あるニュース記事を読んでいたら、北里研究所の偉い先生方が、プラズマクラスター※ がネココロナウイルスを破壊し感染力を抑える働きがあることを実証した、という記事を偶然見つけました。
これは2004年に北里研究所が行った実験で、プラズマクラスターイオンがネココロナウイルスを不活化することを証明したという話です。

実は我が家にはプラズマクラスター搭載の空気清浄機が3台あるので、この記事に大変興味を持ち、新型コロナウイルスにも有効という情報があるかどうか、ネットで検索してみた。

調査した結果:
新型コロナウイルスはつい最近発見された新しいコロナウイルスであるので、まだプラズマクラスターが新型コロナウイルスに有効であるとする報告を見つけることはできなかったが、プラズマクラスターが「コロナ科のウイルス」を抑制するという報告が数点あった

以下に挙げた報告は、プラズマクラスターがコロナウイルス科のネココロナウイルスSARSインフルエンザウイルスなどに抑制効果のあることが実証されているというものである。
※ネココロナウイルスやSARS、インフルエンザウイルスとはコロナウイルスの一種であるが、2020年1月以降に騒がれている新型コロナウイルスとは異なる。(2020.6.13追記)

(1)プラズマクラスターイオン技術が浮遊『コロナウイルス』を不活化(2004年7月)
シャープ(株)はウイルス研究で世界的な権威の北里研究所と共同で、コロナウイルス科に属する『ネココロナウイルス』に対して、プラズマクラスターイオンによる不活化実証実験を実施した結果、40分以内に99.7%を不活化、すなわちウイルスを破壊し感染力を抑える働きがあることを実証しました。(2)プラズマクラスターのSARSウイルス(コロナウイルス科)に対する抑制効果の実験(2005年10月)
シャープ㈱はイギリス レトロスクリーン・バイロロジー社と共同で、2003年に流行したSARS(コロナウイルス科に対する抑制効果の実験を行っており、抑制率74.3%となっている。

(3)プラズマクラスターイオンにより ヒトへのインフルエンザウイルス感染率低減の傾向を確認(2010年11月)
シャープの研究委託により、生物統計学を専門とする東京大学大学院医学系研究科 大橋靖雄教授らは、世界で初めて臨床試験※3において、高濃度プラズマクラスターイオン(イオン濃度10,000個/cm3)がインフルエンザウイルス感染率を低減させる傾向があることを確認した。


以上のように、プラズマクラスターがコロナウイルス科のネココロナウイルスやSARS(サーズ)、インフルエンザウイルスなどに抑制効果があるとされた報告があり、まだ今回の新型コロナウイルスに対して抑制効果があるのかどうかわかりませんが、期待できるのではないだろうか?
ひょっとしたら、もう既にどこかの研究室で実証実験を進められているのかもしれません。

新型コロナウイルス対応と謳って設置している施設など

プラズマクラスターが新型コロナウイルスの感染力を抑制する効果があるという報告を見つけることはできなかったが、公共交通機関などで既にプラズマクラスターを設置しているところが、新型コロナウイルス対応と謳っているものがありましたので少し紹介します。

◆東京空港交通株式会社 のAirport Limousine Busではお客様向けで「新型コロナウイルス関連肺炎に関する対応について 」と題して、車内空気の除菌の対策は「 空中除菌技術プラズマクラスター*イオン発生装置を設置した車輛を運行いたしており、 今後も増やして参ります」と謳っている。
以下に東京空港交通株式会社のpdfを貼っておきます。

新型コロナウイルス関連肺炎に関する対応について~安全・安心でご利用いただけるように~(Airport Limousine Bus)  ➡ 2020.6.5確認したところ、リンク切れになっておりました。誤解を招くとして削除されたのでしょうか?
 

◆大阪市の地下鉄・市バスなどを運営している大阪市高速電気軌道株式会社「Osaka Metro Group」は、

2月27日付で、Osaka Metro Group(大阪市高速電気軌道株式会社)における新型コロナウイルス感染拡大防止の取組みについて表明されていますが、その具体的な対策の一つに以下のような文面がありました。
③地下鉄を管理する輸送指令所及び電気指令所にプラズマクラスターを設置するとともに部外者の立ち入りを禁止し、運行の確保に万全を期します。

また、2月21日付では、Osaka Metro の新型コロナウイルス感染拡大防止の取組みについて 【2020年2月26日更新】の中に以下の文面がありました。
・御堂筋線30000系車両11列車では空気浄化に効果のあるプラズマクラスターを使用しています

ネココロナウイルスなどに抑制効果があるというので「新型」コロナウイルスにも同等の効果があるかもしれないと期待して上記のような文言を謳ったのではないだろうか。

以上、コロナウイルスの抑制にプラズマクラスターを関連付けていると思われる文言の一部を紹介しましたが、実は他にもたくさんあります。

本当にプラズマクラスターが新型コロナウイルスの感染力抑制効果があるのであれば、これを設置することでいろんな施設(乗り物や建物など)の空間中のコロナをやっつけて感染拡大を防止する手段として大変期待できることだと思いますが

※プラズマクラスター、プラズマクラスターイオンはシャープ株式会社の商標です。

皆で協力してコロナを封じ込めましょう

日本では2月末から3月初めにかけて感染の拡大防止のために、安倍首相が地域や企業などに対してスポーツや文化イベント等の自粛を要請したり、また急な話であったが、全国の小中高等学校、特別支援学校の一斉休校などを要請し、各家庭にも大きな負担となっている。
この要請による経済的なダメージは甚大であり、また急な要請で困っている子育て家庭もありましたが、今すぐに実行しなければ感染拡大を食い止めることが難しくなるということなので仕方がないことかもしれません。

現状では飛沫感染や接触感染によって感染拡大が起きていると考えられており、厚労省は手洗い、咳エチケット、マスク着用などの徹底、不要不急の外出を控え、人混みの多い場所を避けるなどを国民に訴えています。

新型コロナウイルスについてはまだ分かっていないことが多く、昨日は一度陰性になった感染者が「再燃」するという事例がみられたなど、現状では情報量が少ないために対応は手探り状態である。

今は厚労省の注意喚起を真摯に受け止め、政府の方針などをよく理解して、全国民が協力し合って新型コロナウイルスの感染拡大を抑制して早期に収束することを願うばかりです。
みんなで一致団結・協力して新型コロナウイルスに対抗しましょう!

(2020.3.3追記)3月3日朝放送の「あさチャン」で、密室空間などでの空気清浄機は有効ですか?という質問に対して、国際医療福祉大学教授で感染症専門の医学博士の松本哲也先生は、「空気清浄機に頼るというよりも部屋の換気をした方が良い」との回答をされていました。
プラズマクラスターなどの空気清浄機が新型コロナに有効かどうか検証されていないのですから当然ですね。

(2020.3.22追記)当初は飛沫感染や接触感染によって感染拡大が起きていると考えられていたが、つい最近になってエアロゾルによる空気感染もありうるとの研究発表があったようです。
新型コロナウイルスはエアロゾルとなって数時間は生き続け、これを吸った人が感染する可能性があるということらしい。
それが本当だとしたら、そしてプラズマクラスターなどの空気清浄機が新型コロナウイルスを不活化してくれるとしたら、電車やバスの車内などの密閉空間でも感染拡大を防止してくれるのではないだろうか?
プラズマクラスターの威力に期待しています! 

最後までお読みいただき有難うございました。