屋内で遅かった楽天モバイルの通信速度が劇的に向上! 2022年2月
目次
こんにちは、”楽天モバイルユーザー” のたか爺です。
楽天モバイルの、屋内での通信速度が劇的に向上!
2021年10月に、私は「 auのローミングをやめた楽天回線の通信速度が遅すぎて屋内では使えない 🔗」という記事を投稿しましたが、2022年2月9日に確認したら、屋内でも動画が快適に見れるほど通信速度がかなり速くなり、au並みの速度が出ていました。
今日は、私が契約した当時(2020年8月)から今日までの楽天回線の屋内での通信状況の変化について、私が実際にアプリで測定した通信速度なども提示しながらお話ししたいと思い投稿しました。
私が2020年8月に楽天回線を契約してから2021年10月まではパートナーエリア(au回線)であったので、かなり通信速度も速く快適に使えていました。
しかしその後、2021年11月頃にauのローミングが切られて楽天回線に切り替わった途端に屋内での通信速度が極端に遅くなり、動画再生どころかブラウザーを開くことも出来ないような状況であった。(屋内での通信状況です)
ただし、屋外では問題無く使えるし、自宅屋内などWI-FIのあるところなら屋内でも使えるが、WI-FIの無い建物内では使えなかったのです。
ところが、2022年2月9日に自宅屋内でWI-FIをOFFにした状態(モバイル通信)でも、普通に動画再生ができるようになっているのに気付きました。
私は楽天モバイルの通信速度を改善して欲しいと強く願っていたので、このように時々チェックしていて気付いた訳です。
楽天回線が普通に使えるようになったのは大変嬉しいことですが、何がどう変わったのか気になるので、分かる範囲で調べてみました。
実際に通信速度を計測してみた
まず、スマホのアプリ「SpeedTest Master」を使って楽天回線の通信速度を調べてみました。
昨年末に測定した結果も残っていたので、現在の通信速度と比較してみた。
上のスクショのように、改善される前(昨年12月)はダウンロードが0.02~0.19Mbps、アップロードが0.05Mbps と全く使える速度ではなかったが、現在(改善後)はダウンロードが17.4Mbps、アップロードが4.86Mbps に、大幅に向上していることが分かりました。
単純に計算すると改善前の100倍くらいの高速化になっている感じですね。
鉄筋コンクリートの屋内では厳しい?
間違いは無いのかと、その後も4日間、何度も測った結果が以下のスクショです。
日や時間によってバラツキはありますが、自宅の屋内ではダウンロードが9.98~21.6Mbps、アップロードが2.11~9.32Mbpsという結果で、動画再生も快適に出来る速度が出ていました。
やはり100倍くらい速度が速くなっている数値である。
ただ、鉄筋コンクリート造りの建物内(近くの病院)では電波が通りにくいせいか、ダウンロードが1.65Mbps、アップロードが0.10Mbpsと、かなりネットが使いづらい状況であった。
改善後はau回線並みの通信速度!
参考までに、昨年9月~12月のパートナー回線(auのローミング)時に測定した通信速度は、ダウンロードが21~23Mbps、アップロードが9~18Mbpsとかなり速かったです。
ただ、パートナー回線なので5GBを使い切った後は1Mbps以下に制限されていました。
以上の全ての計測結果を表にまとめると以下のようになった。
計測日 | ダウンロード (Mbps) |
アップロード (Mbps) |
改善率など |
2021年12月28日 | 0.02~0.19 | 0.05 | (改善前) |
2022年2月9日 | 17.4 | 4.86 | 共に約100倍ほど高速化 |
2022年2月11~12日 | 9.98~21.6 | 2.11~9.32 | 共に約100倍ほど高速化 |
2022年2月9日(鉄筋建屋) | 1.65 | 0.10 | やや速くなった程度か? |
auのローミング時(参考値) | 21~23 | 9~18 | 昨年9月~12月に測定したデータ |
以上の測定結果から、改善された後はauのローミング時と同等の速度が出ていると考えられる。
LTE discoverry でも確認
android端末で使える通信速度を測るアプリ「LTE discoverry」を使って楽天電波の詳細な状況を確認してみました。
以下のスクショは AQUOS sense3で 撮ったものです。
これはバンド3(LTE band3)なので楽天回線であることが確認出来ます。
楽天回線( Band 3)は周波数帯が1.7 – 1.8 GHzと高く、電波の性質上直進性が高く遮蔽物に回り込みにくいので電波強度が得られ難いといわれていました。
このスクショを見る限りではそこは変わりがなく、周波数は1.7 – 1.8 GHzであり、プラチナバンド(800MHz帯)ではないことが分かる。
電波強度はどう見ればよいのか分かりませんが、黄色い矢印(アンテナの方向)の方向が以前と違っていることに気が付きました。
このことから、推測ですが、同じ周波数帯で通信速度が速くなったということから、電波の出力を上げたのか、ひょっとして以前よりも近い場所に新しいアンテナが建ったのかも知れないと思いましたが、帯域幅の拡張かも?
楽天モバイルが帯域幅の拡張で高速化を実現、という情報あり
ネットで楽天回線について色々検索してみたら、楽天モバイルが帯域幅を拡張することで通信を高速化している、という記事を見つけました。
http://blogofmobile.com/article/140945
これは昨年10月頃の、九州地方や沖縄方面の楽天モバイルに関する記事である。
当初は楽天モバイルの運用できる中心周波数および帯域幅が1842.5MHzおよび5MHz幅となっていたが、最近の包括免許で運用できる中心周波数および帯域幅に1835MHzおよび20MHz幅が追加されました。
帯域幅を拡張することで、通信速度の理論値の高速化を実現できる
ひょっとして、我が家の近く(石川県)でも既に帯域幅を拡張して高速化されているのだろうか?
先ほどのアプリ「LTE discoverry」を見る限りでは同じ周波数帯であり、それで通信速度が速くなったということから、電波の出力を上げたのではなく、帯域幅を拡張して高速化させたのかもしれませんね。
どの建物内でも快適かは不明
先ほどのスクショで鉄筋コンクリート造の建屋内ではほとんど使えないという1つの計測結果があったように、建物でも鉄筋コンクリートの屋内は電波が非常に届きにくいのかもしれません。
昨年の10月初め頃にauのローミングをやめた直後の1カ月ほどの間に「楽天モバイルの回線がつながらない」と、2000件を超えるツイートがつぶやかれたそうですが、その後3~4か月になるが、ネットを検索してみても「電波が届きやすくなった」という類の書き込みは1つも見当たりません。
他の人は、屋内でも問題無く使えているのだろうか?
人口カバー率よりもプラチナバンドが必要では?
2022年2月8日に、「楽天モバイルの人口カバー率は96%を突破しました」という通知メールが届きました。
現在の楽天の電波は、その性質上直進性が高く遮蔽物に回り込みにくいので、建物内や地下鉄などでは電波強度が得られ難いといわれています。
人口カバー率を上げることも重要であるが、帯域幅を拡張することで通信速度の高速化する、もしくは鉄筋などの屋内にも届きやすいプラチナバンドの採用が急務ではないだろうか?
楽天がプラチナバンド取得に向けて、昨年から動いているという話も聞こえてはいますが、急いでほしいものですね。
楽天もプラチナバンドの電波が使えるようになれば、たぶんどこでも安定した通信が可能になると思われる。
毎月1GB以下で携帯料金は「ゼロ」円を維持中
今回の話とはあまり関係ありませんが、私の楽天モバイル利用料金をご紹介します。
私の今までの楽天モバイルの利用方法は、屋内ではWI-FIで光回線に接続し、屋外ではLTE回線を利用するといった使い方になっておりますが、今はコロナ感染拡大防止のために外出自粛をしているので自宅の WI-FI接続 ばかりなのでLTE回線のデータ量はほとんど使っておらず毎月1GB以下です。
また、音声電話はRakuten-linkを使っているのでいくらかけても無料であり、したがって毎月の携帯料金は「0円」です。
以下は私の最近1年間の携帯料金です。
(※1年間無料キャンペーンの無料期間は、私の場合は2021年8月で終わっています)
今後は、自宅でも電波が繋がり易くなったものの自宅では WI-FI に接続されるので、やはり外出した時のデータ使用量によっては料金がかかってきそうです。
(ただし月1GB以下なら無料、3GBまでなら980円+税、20GBまでは1,980円+税、20GB以上は使い放題で2,980円+税)
【2022年5月14日追記】
楽天モバイルは、携帯電話の料金プランの見直しを発表しました。これまで月間1GBまでは無料、1GB~3GBが1,078円だったが、2022年7月1日からスタートする「Rakuten UN-LIMIT VII」では1GB未満も1,078円となり、「0円」が終了すると発表されました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません