【通信費の節約】楽天モバイルでテザリングすれば固定回線は不要!?

2022年9月16日

こんにちは、年金生活で常に節約を心掛けている、楽天モバイルユーザー”たか爺”です。

今日は「データも通話も使い放題」という楽天モバイルをテザリングすれば自宅の固定回線が不要となり、その分通信費が節約できるのではないだろうか、という話です。

2022年5月14日追記
楽天モバイルは、携帯電話の料金プランの見直しを発表しました。これまで月間1GBまでは無料、1GB~3GBが1,078円だったが、2022年7月1日からスタートする「Rakuten UN-LIMIT VII」では1GB未満も1,078円となり、「0円」が終了すると発表されました。

昨今、インターネットが広く普及して大変便利な社会になり、多くの人がスマホなどを保有して情報収集などが簡単に出来る状況になってきました。
店舗やネットでのショッピングの決済や確定申告などもスマホで出来たり、ネット検索、メール、SNS、動画視聴などマルチメディアプレイヤーとしてスマホは無くてはならない存在になっています。

多くの家庭ではパソコン等でインターネット回線(固定回線)を利用しながら、それとは別に携帯電話もしくはスマートフォンも所持してメールやインターネットを利用している方が多いのではないかと思います。
即ち、自宅用のインターネット固定回線(光回線など)と、スマホ等の移動体通信回線の両方を契約している方がかなりいるのではないでしょうか?

スマホの場合、料金を抑えたプランだと使えるデータ量が少ないので自宅では固定回線のWIFIを利用するといった事情などで両方の契約をしているケースもあると思います。
我が家も同様で、自宅にひかり回線を引き、しかも家族全員がスマホを契約・利用しているので
通信契約の月額料金もかなり高額になっています。
スマホは格安のものを契約(3GB/月)しているので月額2,000円台で収まっているが、固定回線(ひかり回線)は高くて月額6,000円ほどしています。

2020年4月から、楽天モバイルが月額2,980円でデータ通信も通話も「使い放題」という激安プランの提供を始め、しかもテザリングは無料で、最大で10台までWIFI機器に接続できるそうです。

そこで今回は、楽天モバイルのテザリング機能を利用することで固定回線(光回線など)が不要になれば固定回線の通信費を節約できるのではないかと考え、それが実現可能かどうか、早速検討してみました。

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テザリングとは? 無料!

まず、テザリングの説明から。
テザリングとは、スマートフォンで利用している電波を利用して、スマホからWiFi電波を飛ばし、これにつなぐことによってパソコン、タブレットやテレビ等をネットに接続することが出来る機能です。

図に描くと以下のようなイメージです。

テザリングでパソコンなどをスマホに接続する方法には、Wi-FiやBLUETOOTH(ブルーツース)、USB接続の3つありますが、どれも近くに無いと接続できません。
一番確実で安定したテザリングはUSB接続ですがコードでつなぐ必要があり、BLUETOOTH接続は電波が弱くやや不安定ですのでWi-Fiテザリングが一般的だと言われています。通信できる距離は長くても10m程度とか。
したがってスマホが自宅に無い場合には自宅でのテザリングは出来ないので、スマホを持っていない人がいる家庭では難しいかも知れません。

しかし、最近の携帯・スマホの所有率は非常に高いので家族全員が持っていて自宅でパソコンなどを使う場合には必ず近くにスマホがあるという前提でこの検討を行いました。

楽天モバイルはデータ通信も通話も「使い放題」で、しかもテザリングで10台までWIFI機器に接続できます。
楽天以外のキャリアや格安スマホでもテザリングが出来ますが、キャリアによってはデータ通信量に制限があったり、テザリングには追加料金が必要なところもあるようなので確認が必要です。
普段、自宅の固定回線でどのくらいのデータ量を使っているのかにもよるが、楽天モバイルのように「使い放題」でないと「テザリング」は厳しいかもしれません。

実は私は昨年8月に「1年間無料」と聞いたので楽天モバイルを試しに契約しており、今回はこの回線を使ってテザリングすることで固定回線の代用になるかの検討を行いました。

テザリングでインターネットを利用する場合、通信速度データ通信量が重要になるので、楽天モバイルについてその辺について確認していきます。

データ通信量の制限について

楽天モバイルは「データ使い放題」というものの、公式では述べられていませんが「10GB/日」を超えると、通信速度が制限されるという噂があるようです。(未確認ですが)
ネットで検索した範囲では、1日で10GBを少し超えたら制限がかかったという情報もあれば、10GBを超えても速度制限はないという口コミもあり、正確にはよくわかりません。

そこで10GB超過で速度制限があるという前提で、10GBのデータ量でどれだけのことが出来るのかを調査しました。

メールとかネットサーフィン、音楽配信などではそれほどデータ量を消費しないが、やはり動画視聴が一番データ量が多い。
動画でも720pの画質なら1時間当たり約0.6GBのデータ量を、HD1080pなら約2.5GBほどのデータ量を消費するそうです。
したがって、例えばYoutubeで720pの動画を視聴しようとすると1日に16時間も見ることが出来るのでほぼ見放題という感じになりますが、HD1080p画質の動画なら1日に4時間程度で通信制限がかかってしまうという計算になる。
インターネットを利用する内容にもよるが、1日10GBのデータ量制限があると仮定した場合、動画を沢山視聴する場合は厳しいですが、ドラマを1日に4時間くらい見る程度までなら10GB以内に収まり、固定回線の代用としてギリギリ使えるのではないかと思われます。

必要な通信速度は?

テザリングに限らず、インターネットを快適に利用するには一定以上の通信速度が必要です。
通信速度が遅いと通信が中断したりエラーになったりする可能性があります。
一般的には、快適な通信速度(ダウンロード)の目安は以下のように言われています。

メールやSNSのメッセージ送受信  128Kbps〜1Mbps
WebサイトやSNSの閲覧など      1Mbps〜10Mbps
動画視聴(YouTubeなど)     1Mbps〜20Mbps

中でも特に通信速度を必要とするのは動画再生であり、低画質のものより高画質の動画の方がより速い通信速度が必要となります。

参考までに、Youtubeの動画再生に必要な通信速度は以下の通りです
(参照元 システム要件 – YouTube ヘルプ)より引用

画質 通信速度
4K動画 20 Mbps
HD 1080p 5 Mbps
HD 720p 2.5 Mbps
SD 480p  1.1 Mbps
SD 360p 0.7 Mbps

楽天モバイルの通信速度は?

高速データ通信の速度
私が自宅でアプリを使って測った楽天モバイルのパートナー回線エリアでの通信速度は15~35Mbps(ダウンロード)であり、そのスマホをWIFIテザリングして受けたパソコンで測ってみてもほぼ同じような速度結果が得られた。
即ち、テザリングを経由してもその前後のデータ通信速度はほぼ変わらないと考えられます。

口コミによる楽天回線エリアでの通信速度も、場所や時刻にもよりますが10~30Mbps(ダウンロード)くらいは出ているようで、私が測ったパートナー回線エリアの速度と同じくらいの数値が出ている。 

低速化後の通信速度
楽天回線エリアかパートナー回線エリアかによっても変わってきますが、楽天モバイルの場合、低速化後も最大1~3Mbpsまで速度が出るそうです。

  楽天回線エリア   パートナー回線エリア
低速化後の速度      最大3Mbpsに制限(※)  最大1Mbpsに制限(※) 

低速化の期間 : 1日に10GBを超えた付近で通信制限。日付をまたぐと解除。 

※低速化後の実際の速度測定と低速化後の使い勝手については以下の記事をご参考に。

楽天モバイル、パートナー回線で5GB使い切っても普通に使える!? 

(もし通信速度が制限された場合、制限後の通信速度でも動画視聴以外なら何とか使えるようです)

テザリングは固定回線の代用可!

楽天回線エリアでは「完全データ使い放題」となっているので、特別沢山の動画を視聴しない限りは固定回線の代用として利用できそうだということがわかりました。

ただし、1台のスマホをWIFIテザリングして同時に何台ものパソコンやタブレットで動画視聴などを行なった場合には通信速度が下がってしまう可能性があると思うので、動画を見るパソコンなどは1:1でつなぐようにすれば良いかと思います。

また、私の住んでいるところはパートナー回線エリア(2021.1.15現在)なので高速データ通信は月5GBまでとなっておりますが、動画視聴や大容量ファイルの送受信をしないなら固定回線の代用も不可能ではないかと考えます。

ただし、場所と時間によっては楽天モバイルの通信速度が変わると思うので、実際にテザリングしたいご家庭で、実際にスマホでテザリングしてパソコンやタブレット、テレビなどの動作に問題が無いことを必ず確認する必要があります。
また、一時の確認だけでなく、一週間から一ヶ月くらいは動作に問題が無いか様子を見ながら、同時に消費したデータ量も確認して継続して利用できるかどうか十分に見極める必要があると思います。

テザリングを利用することで固定回線(光回線など)が無くても困らないことが確認出来れば、固定回線を解約して月々の通信費を節約すればよいでしょう。
既に同じようなことを考えている方もあるかと思いますが、以上のような考えは如何でしょうか? 
もしご意見がございましたらコメント欄にお願いします。
尚、実際に検討する場合は十分に確認した上で自己責任でお願いします。

私は、我が家が楽天回線エリアになったらその時点でもう一度実際にテザリングして、一ヶ月くらいの期間で問題が無いことが確認出来れば固定回線を解約して通信費6,000円/月ほどを節約したいと考えています。

※(2021.1.24追記)
最近、テザリング関連の記事を見ていて知ったのですが、固定回線のWIFIが無い場合はiPhoneの「ioSのアップデート」が出来ないかもしれない、とのことです。
対策としては、他のスマホのWIFIテザリングを利用したり、パソコン(iTunes)に接続したり公衆WIFIを利用したりすることが考えられます。
我が家が楽天回線エリアに入った時点で、実際にテザリング環境にして固定回線を解約する前にはこの辺のことも十分に確認し、また別の記事にして投稿したいと考えています。

最後までお読みいただき有難うございました。

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