通信障害対策、iPhoneにデュアルSIMで割安なプランを設定!
目次
こんにちは、たか爺です。
私は、今まで携帯電話料金を安くする方法ばかりを考えていましたが、最近は通信障害時の対策も考えるようになりました。
なぜならば近年、携帯電話の大規模通信障害が多々発生しているからです。(詳細は後述)
通信障害が発生すると消防や救急、警察などにも繋がらなくなり、大事な要件が伝えられず、自宅に固定回線も持っている方はまだしも、携帯キャリアだけに頼っている方には大問題ですよね。
今日は通信障害にも強い「複数回線持ち」を、出来るだけ安いSIMの組み合わせで、尚且つ1台のスマホで完結する方法について、私が実際に行っている方法をご紹介したく投稿しました。
私は、UQモバイルと楽天モバイルの2つのSIMを契約し、安定した通信環境でデータも通話も使い放題にしてiPhoneで実際に使っています。
過去に起きた主な大規模通信障害
(以下はyahooニュースより部分引用)
特に大きい障害として記憶に新しい、今年7月にKDDIで過去最大規模といわれる86時間の障害が発生。昨年10月にはNTTドコモで約29時間の障害が起き、2018年12月にはソフトバンクやワイモバイルなどが4時間あまりの通信障害が発生し、当然ですが、いずれも大問題になっておりました。
他にもたくさんの通信障害が発生しています。

一方で、総務省や菅前総理がキャリアに圧力を掛けたおかげでしょうか、ここ数年で携帯電話料金がかなり安くなってきたように思います。
携帯電話料金が安くなったのは嬉しいですが、通信障害などで電波が繋がりにくくなるのは大変困りますよね。
各キャリアは万全の対策を講じているようですが、機器の新旧交換をした場合などで起こったりしているそうです。
そんな場合に備えて専門家の石川温さんは「普段からできること」として以下を挙げています。

このうち、デュアルSIM対応で複数回線を確保という方法について実践してみました。
NHKニュースでも類似の話が取り上げられていました。ご参考に。
「大規模通信障害 今後の“もしもの時”備え代替手段検討の人も」
1台のスマホに2つの通信回線(デュアルSIM)とは
2台のスマホを持ち歩くのは管理が大変なので、1台のスマホで2枚のSIMを設定する「デュアルSIM」を検討。
最近のスマホには1台に2つのSIMを設定(デュアルSIM)できる端末が増えてきています。
物理SIMを2枚挿せる端末もあれば、iPhoneのように物理SIM1枚+eSIMで2つのSIMを設定できるものもあります。
iPhoneXR以降のiPhone端末にはeSIM が組み込まれていて、nanoSIMと合わせれば1台で2つのSIMが設定できます。
ただし、SIMロックを解除している場合に限ります。
※eSIMとは端末内に組み込まれたSIMであり、通信事業者と通信プランを契約することで、その場ですぐに通信プランを使えるようになります。
その場合、どのSIMの組み合わせがベターなのか?
デュアルSIMの組み合わせはどこがベターか?
格安SIM(UQモバイルなど)では使えるデータ量が少なく、データ使い放題の楽天モバイルでは料金は比較的安いが通信が不安定であったりなど、安いプランにはそれなりの理由があるようです。
しかし、これらを組み合わせれば割安で最強の通信手段になることに気が付きました。
この組み合わせはau回線と楽天回線の2回線を保有するので万一の通信障害にも強く、普段は楽天のデータ使い放題とUQモバイルのかけ放題を利用します。
この組み合わせを1台のスマホで完結(デュアルSIM)出来るのです。2台持ちは管理も大変ですから。

私の場合、iPhone12にUQモバイルのnanoSIMと楽天モバイルのeSIMを設定して便利に使っていますが、この組み合わせだと使ったデータ量に応じて4,576~6,776円/月かかります。(電話はかけ放題)
データ使い放題ではなく通話もかけ放題ではなく、通信障害対策として、安さだけに拘って2つのSIMを選ぶなら、UQモバイルとワイモバイルがベターかと思います。2回線持っても割引なしで税込み3,806円(2,178円+1,628円)です。
au回線とsoftbank回線ですから、どこでも繋がりやすく安心です。docomoのサブブランドで「ahamo」というのもありますが、こちらは最低でも2,980円/月かかり少し高くなるので敬遠しました。
docomoやau、softbankの大容量プランと比較して、このデュアルSIMの組み合わせはどれくらい安いのだろうか?
比較・検証してみました。
楽天モバイルは安いが、繋がり易さに不安あり
楽天モバイルの料金プランは1つだけで業界では最安の料金設定です。
使ったデータ量に応じて3GBまでは1,078円、20GBまでは2,178円、20GB以上の使い放題で3,278円となっています。
しかも、専用の通話アプリを使えば電話は無料でかけ放題になる。
しかし、楽天モバイルの通信網は人口カバー率96%というものの、他のキャリアのようなプラチナバンド(700M~900MHz帯の周波数)を持っていないために対応エリア内であっても、地下やビル街のように障害物の多い場所では電波がつながりにくいところもあるようです。
また、無料電話についても通話品質があまりよくないというクチコミがあるようですが、この無料電話は電話回線を用ずにデータ通信回線を使っているので通信状態が悪いところでは通話品質も良くない訳です。
楽天がプラチナバンドを使えるようになったらこの辺は改善されると思いますが、現状ではやや不安があります。
楽天モバイルの欠点を補完する方法(UQモバイルで)
楽天モバイルの欠点を補完するために、通信が安定している格安SIM(auのサブブランドであるUQモバイルなど)をサブ回線として契約し、楽天の電波が届かない場合に緊急的に利用するのがよい。
サブ回線のデータ通信は緊急時のみの利用なので少ないと思われ、5GB/月程度のプランで十分かと。
また、音声電話は通話品質が悪いと会話にならないので、サブ回線に電話かけ放題のプランを契約して通話をメインに利用する。
したがって、UQモバイルを音声電話のメインに設定し、データ通信のメインに楽天モバイルを設定して楽天の電波が届かない場合に緊急的にUQを利用すれば完ぺきであろう。
では、その組み合わせで月々の料金はいくらになるのか?
3大キャリアよりも安いのか?
3大キャリアの大容量プランの料金比較
3大キャリアの大容量プランに、通話し放題オプションを付けた料金は以下の通りです。
ただし、複数台契約割引きや光セットなどの割引は含んでいません。
docomo の ギガホ プレミアム
~60GB | 7,205円 |
かけ放題オプション | 1,870円 |
合計 | 9,075円 |
※割引(3回線以上割、光セット割など)は省く
au の 大容量(使い放題)プラン
使い放題MAX 5G | 7,238円 |
通話定額(かけ放題) | 1,870円 |
合計 | 9,108円 |
※割引(家族割、光セット割など)は省く
softbank の 大容量(メリハリ無制限)プラン
メリハリ無制限 | 7,238円 |
24時間通話し放題 | 1,980円 |
合計 | 9,218円 |
※割引(家族割、おうち割など)は省く
※2回線以上の契約や、光セットに該当する人はそれぞれの割引が1,000円程度あるので、最大で2,000円程度の割引が受けられる場合があります。
以上から、3大キャリアの「データ使い放題」で「通話かけ放題」なら9,000~9,200円程度(割引があれば7,000円程度)かかることが分かる。
UQ(かけ放題)+楽天 の組み合わせは3大キャリアより2,000円ほど安い!
UQモバイルのかけ放題+楽天モバイル
UQモバイル(くりこしプランS) | 1,628円 |
24時間かけ放題(UQ) | 1,870円 |
楽天モバイル(UN-LIMIT Ⅶ) | 1,078~3,278円 |
合計 | 4,576~6,776円 |
※割引(ひかり割など)は省く
楽天モバイルでデータ使い放題した場合でも、UQモバイルの電話かけ放題と合わせると最大で6,776円なので、割引なしでもキャリアよりも2,000円程度安いことが分かった。
この場合、2回線を使っているので、万一どちらかの回線に通信障害が発生した場合でも安心ですよね。
最近ではauなどで2~3日の大掛かりな通信障害が発生していましたよね。
実際に1台のiPhoneに2つのSIMを設定する
eSIMやデュアルSIMの設定の仕方については記述するのが面倒なのでここでは割愛させていただきました。
他の方の説明をご参照ください。
「デュアルSIM、設定方法」などで検索してみてください。
例えば「格安SIMを比較」サイトの「デュアルSIM(eSIM)とは?設定方法や使い方を解説」なども良いかと思いますが。
私の場合は、UQモバイルのnanoSIMを先に契約しており、あとで楽天モバイルのeSIMを設定しました。
どちらがeSIM でも構わないと思いますが、他の方の説明をご参照くださいね。
初期設定後の使い方(設定変更の方法など)についてだけ、以下に記述致します。
デュアルSIMの主回線と副回線の設定変更の方法など
デュアルSIMを設定しているiPhoneの「設定」画面で、「モバイル通信」をクリックすると
画面表示が以下のように変わり、モバイル通信プランが2つあることがわかる。
ここでは主回線がUQで副回線が楽天に設定しており、2つとも「オン」にしています。
この画面の上方の「モバイルデータ通信」の右側の「>」をクリックすると以下の表示に変わり、この画面でどちらか選びます。ここでは「副回線」(=楽天モバイル)にしています。
音声電話の設定は、「デフォルトの音声回線」の右側の「>」をクリックすると
以下の表示に変わり、主回線か副回線かを選択できます。
ここでは主回線(=UQモバイル)を設定しています。
電話をかける時には以下のように「主回線」と表示されます。
コントロールパネルでは左上部に2つの表示があり、どちらが主回線でどちらが副回線かも分かります。
デュアルSIMは万一の通信障害時でも安心!
データ使い放題でかけ放題なので割引きが無ければ4,600円~6,700円もかかる。
3大キャリアの大容量プランよりは2,000円ほど安いですが。
ただし、安さだけに拘って2つのSIMを選ぶなら、UQモバイルとワイモバイルがベターかと思い、2回線持っても割引なしでも税込み3,806円(2,178円+1,628円)です。
ただし、2つの回線を使っているので、万一どちらかの回線に通信障害が発生した場合でも安心ですよね。
2つの回線が同時に通信障害が起こることはないと思います。
今回、私は事情があって一時的にこのようにデュアルSIMという使い方をしていますが、通信障害が心配という方以外はあまりこのような使い方をしないかもです。
通常はUQモバイル(以前はワイモバイル)のSIM1枚で通話し放題でも月2,000円くらいで運用していました。
最後に、つい最近発生したKDDIの通信障害で、かなりキレた人のブログ記事を1つご紹介。
他人事ではなかったKDDI通信障害‼︎
今後は通信障害が無いことを祈ります。
最後までお読みいただき有難うございました。
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