【DIY】閉め難いアルミ製雨戸の修繕、戸車交換
こんにちは、DIY好きのたか爺です。
我が家は築後約30年になり、家のあちこちが傷んできています。
北陸地方では雨戸のある家は少ないように思いますが、我が家も建築当初は雨戸が無く、建てて間もない頃に遭遇した台風でたいへん怖い思いをしました。
というのは、強風で物が飛んできて窓ガラスに当たったり、強風に押されて窓ガラスが湾曲したのです。窓ガラスが割れるかと思いましたが、必死に押さえたりして割れずに済みましたが。
その後すぐに大きい窓には雨戸を取り付けました。
台風などの強風の時くらいしか使わない雨戸ですが、最近その雨戸の出し入れが大変し難くなっているのに気付いたのでこの雨戸の修繕(戸車の交換と調整など)をしました。
今日はその雨戸の修繕でやったこと・手順などを備忘録として残しました。
雨戸が必要な時に
雨戸というものは、普段は戸袋の中に納まっていますが、台風や冬場の嵐時など、必要な時に戸袋から引き出して、上の写真のように完全に閉め切って窓ガラスなどを守ります。
雨戸を使いたい時に手前に引っ張ったら、通常なら戸袋の中から雨戸がスーと軽く出てくるはずだが、この問題の雨戸はかなり力を入れて無理矢理引っ張らないと出て来ませんでした。
スライドするというものではなく、引っかかりながら無理やり引きずり出すといった感じです。
原因はたぶん、雨戸の最下部に付いている「戸車」が固着しているのではないかと思ったので、雨戸を外して調べることにした。
雨戸を戸袋から取り出す
この雨戸は窓枠の外側にある戸袋の中に収納されているタイプです。
普通、スライドして開け閉めする戸の場合は、戸を持ち上げて下部をレールから浮かすことで戸を外すことが出来ますが、この雨戸の場合は、戸袋の上下に付いている「戸袋ガイド」を外して、この部分から雨戸を戸袋から抜き出す必要がありました。(雨戸のタイプによってはやり方が異なるものもあると思います)
まずは下部の戸袋ガイドを外します。
我が家の雨戸の場合は次の写真のように、⊕ビス2本で止まっていたので⊕ドライバーでこれを外します。
戸袋ガイドを外すとこんな感じ(下の写真)になり、ここから雨戸を外へ引っ張り出すことが出来るわけです。
ただし、上部にも戸袋ガイドがついているのでそれも外す必要があります。
同様に、上部の戸袋ガイドも外します。
上部の戸袋ガイドを外すとこんな感じになります。
これで雨戸を外へ抜き出すことが出来ます。
戸車の点検・取り外し
外した雨戸を横向けに置いて、下部に付いている戸車部分を見ると、次の写真のように戸車の金属部分がボロボロに腐食して膨れ、樹脂製の車が固着していました。
車の部分を指で回そうとしても固くて全く回転しない状態でした。
とりあえず、戸車をプライヤーで掴んでグリグリと引っ張ったら外れました。
あとで分かったことですが、戸車には爪があり、戸車を外すにはこの引っ掛かりを外す必要があったのですが、爪部分も腐食してボロボロになっていたのか、戸車をグリグリと引っ張った時に簡単に外れた。
代替品があれば交換すればよい訳だが、もし無ければこの腐食した戸車をバラシて磨いてでも何とか動くようにするしかないと考えながら、とりあえず代替品が売っていないかネットで検索してみることにした。
交換部品(戸車)を検索・調達
30年も前の雨戸ですが同じ型の戸車があるかどうか、外した戸車にあった刻印「WA1074」と寸法を頼りに近所のホームセンターへ探しに行きました。
全く同じものでなくてもサイズ的に使えそうなものが無いか探しました。
近所のホームセンターには色んな種類の戸車があったが、形や寸法の近いものも無く、やはりあまり昔のものは置いていないみたいでした。
そしてネットで検索すると、Amazonで刻印も寸法も一致したものがすぐに見つかった。
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yahooショッピングでも同じものを見つけ、そちらの方が少し安かったので購入した。
上部にビスが1本付いていて、このネジを右に回すと車輪が出て、左に回すと車輪が引っ込むのでこれで戸車を付けたあとの雨戸の傾きを調整します。(調整の仕方は後述)
とりあえず古い戸車を外したところに新しい戸車を差し込んだ。
戸車を2個とも取付けた。
次に元あったように、2枚の雨戸を戸袋の中に戻して、上下の戸袋ガイドも取付けます。
これで雨戸の取付作業は終りで、あとは、雨戸の建付け調整をします。
雨戸の建付け調整
建付け調整は、室内側からの作業になります。
戸袋から雨戸を出して完全に雨戸を閉め切ります。
この時、雨戸と隣の雨戸との間にすき間が生じているかどうか確認します。
すき間が無くピッタリとしていれば調整の必要はありませんが、隙間が空いている場合は戸車の調整ネジを回して上げ下げすることで雨戸の傾きを調整してピッタリ隙間をなくします。
雨戸の調整が終われば作業は完了です。
おまけ:戸車の交換・調整要領書
次に戸車が壊れた場合は戸車が手に入るかどうか分かりませんが、これであと20年から30年ぐらいは大丈夫かな、と思っています。
最後までお読みいただき有難うございました。
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