階段に手すりを取付けたDIY(詳細版)
こんにちは、たか爺です。
私は半年ほど前に、階段に手すりを自分で取り付けた記事を投稿しました。
今日は、高齢化社会に向けて階段に手すりを取り付ける記事を参考にして頂けることが多くなるかと思い、その為にはもっと詳細な取付方法を記載する必要があるのではないかと感じて「詳細版」を投稿することにしました。
DIYで取り付けた経緯など
自分で取り付けた経緯については前回の記事にも書きましたが、
①夜中に2階の寝室から1階のトイレに行くのに、寝起きに階段を昇り降りすることが危険に感じる年齢になってきたこと、
②専門の業者に依頼すると5~8万円くらいはかかると聞いたので、
材料(今回の5m4mの長さで1万円程度)を買ってきて自分で取り付けることで安くあげることにしました。
手すり金具の取付け(固定)位置の確認
今回取り付けた手すりは、写真のように木の丸棒であり、丸棒を専用の金具で壁から少し離して固定するというものです。
まず最初に、壁面に金具を固定するために、どの位置にしっかりとネジを打って固定できるのか確認する必要があります。
ボードアンカーなどを使って固定する方法もあるかと思いますが、手すりにはかなりの力がかかる場合もあるので、ここは柱か間柱などにしっかりとネジ止めをするほうが安心だと思います。
「下地探し機」というものでネジのしっかり止まる位置(柱や間柱など)を探します。
柱や間柱の間隔は455ミリ、333ミリと決まっているのでこれを目安に、下地探し機の針(先端)を壁のボードに挿しながら、固くて刺さらない位置を水平方向に探します。(ボードだけなら簡単に針が奥まで貫通し、柱のある所は木が固いので表面のボードの部分しか刺さらないため、柱などがあるかどうか判断できます)
これで柱や間柱の位置が判明します。
我が家の場合、下図のように630ミリ、580ミリ、380ミリと、階段辺りは何故かかなり変則的でした。
手すりの高さは一般的に760ミリ(特別身長の高い低いがあればそれに合わせた方が良いのかな?)と決まっております。
この製品の場合は取付け金具のネジのセンターが60ミリ下になるので、したがって床および階段の踏面から700ミリの高さと、先ほど下地探し機で探した縦の位置との交点に金具のセンターを固定することになります。
壁に印を書く訳にいかないので、付箋などを縦と横に貼って目印にしました。
必要な材料の確認と購入
取り付け位置が決まったら、だいたいの完成予想図みたいな図を書き、その図を見ながらどんな材料が、いくつ必要かを確認します。
我が家の今回の場合、丸棒(直径35mm)の4m3mが1本、1mが1本、壁に取り付ける「壁受け金具」が4個、エンド金具2個、角度ジョイント1個が必要でした。
近所のホームセンターで売っています。通販サイトでも購入できます。
全部で約10,000円くらいだっだと思います。
特殊な道具としては、先にねじ止めの位置を探すのに使った「下地探し機」が必要です。
これもホームセンターや通販で売っていますし、安価なもので1,000円程度でした。
あとは電動ドリルとドライバーですが、DIYをする人なら大抵の方は持っているかと思います。
もし、持っていなくて今後使っていくために購入するのなら充電式の「ドリルドライバー」をお勧めします。
ドライバーを使って手で回して取付けすることも可能ですが結構疲れそうですね。
取り付け手順
まず最初に、階段の一番下部分と階段上の「壁受け金具」の2個を、付箋で印を付けた位置にそれぞれ木ネジ1本ずつで仮止めします。
この金具に丸棒を載せ、丸棒の角度が階段と平行になっているか確認します。
良ければ丸棒を壁受け金具に仮止め(ネジ1本で)します。
次に、階段上の廊下の部分の壁に、予め付箋で印を付けておいた位置に壁受け金具を仮止めします。
仮固定した丸棒の上端に角度ジョイントを挿し込み、反対側に新しい丸棒を挿し込み、仮止めした壁受け金具に載せます。
そして丸棒を壁受け金具にネジ1本で仮止めします。
仮止めした丸棒の傾きなどがおかしくないことを確認して、残りのネジを全て取付けます。
最後にエンド金具をネジで固定し、壁受け金具のキャップをしたら完成です。
階段部分の手摺り取付は以上ですが、今後さらに歳を取ったら、廊下や玄関付近など段差のある所に取り付ける必要もあると思います。
また、かなり荷重ががかかることが想定されるので、取付けはしっかりと。
最後までお読みいただき有難うございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません