バナナの長期保存方法を検証しました

2020年3月19日

皆さん、おいしいバナナを食べていますか?

栄養バランスに優れて美容にも良いと言われているバナナは安くて美味しいですよね。

我が家ではバナナをよく買ってきていつも室温で保存していて、3日もすれば黒っぽく変色して慌てて食べることが多いです。

以前からどうやったら美味しいバナナを長期保存できるのか気になっていました。

今日は、バナナの長期保存方法についてネットで調べて実際に比較テストをしたのでそれをまとめてみました。

結論を先に言いますと、バナナを室温で放置するよりも、1本ずつラップなどに包んで野菜室で保存するのが一番長持ちしました。

 

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バナナの栄養・効能など

バナナは1本で約86キロカロリーあり、ご飯だとお茶碗半分、食パン半分と同じだそうです。
栄養バランスに優れたバナナは意外と低カロリーなんですね。

バナナにはブドウ糖、果糖、ショ糖などの糖質を含み、すべての糖が体内に吸収されるまでに時間がかかるので血糖値の上昇が穏やかになります。

また、バナナには食物繊維やビタミン、ミネラルがバランスよく含まれているので美容にも良いと言われています。

このバナナを安売りしている時にたくさん買っておいて、これを長期保存して何日かに分けて食べようという話です。
スーパーで10本以上の大きい房を安売りしていることがありますよね。

例えば下の写真は1房に16本のバナナで300円くらいでした。

これは2人ぐらいの家族なら2〜3日では食べきれません。
そこでどんな方法なら何日くらい保存できるか実験してみました。

バナナの長期保存方法を検索

いろいろネットで保存方法について調べてみました。

バナナは呼吸しており、気温が高いと呼吸が活発になり、成長ホルモンであるエチレンガスが発生しやすくなり早く熟してしまうそうです。
しかし5~10℃くらいの涼しい場所に保存すると、バナナの呼吸を抑えることが出来るので日持ちするそうです。

また、バナナの柄の部分をラップなどで包むと長持ちするという記事も見つけました。
バナナの柄の部分をラップで包むことでバナナがエチレンガスを放出するのを抑えることが出来るので熟すのを遅らせることが出来るそうです。

長期保存方法の比較実験

今回の実験は、スーパーの店頭で買ってきたバナナを使って
①何もせずに室温(約20℃)で保存 
②バナナの柄の部分をラップで包んで室温(約20℃)で保存 
③柄の部分をラップで包んで全体をビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室(10℃くらい)で保存 
の3種類の保存方法を比較しました。

下の写真のように、①左下の4本は何もせず、②右下の4本は柄の部分だけをラップで包み、③上の7本は柄をラップで包んでビニール袋に包み野菜室へ入れ、それぞれ準備しました。

 

      準備したバナナ

 

早速実験を開始しました。

まず、2日目では外見的には見た目はほとんど変わらず、

  2日目(外観)

皮を剥いてみたら下の写真ではわかりにくいですが、中身は
①室温放置したもの =やや柔らかい
②柄をラップで包んで室温保存したもの =やや柔らかい
③柄をラップで包んで野菜室で保存したもの =粘り気ありやや硬め
でした。

  2日目(中身)

4日目になると、下の写真のように野菜室保存では変化はないが、室温保存組は外皮に黒いスイートスポットが少し出てきて

 

  4日目(外観)

中身は見た目にはあまり変わらず、やはり写真ではわかりにいですが食べてみると
①室温放置したもの =かなり柔らかい
②柄をラップで包んで室温保存したもの =かなり柔らかい
③柄をラップで包んで野菜室で保存したもの =やや硬め
でした。

 

6日目になると、下の写真のように野菜室保存ではあまり変化はないが、室温保存組は外皮に黒いスイートスポットがかなり出てきて

 

やはり中身は見た目にはあまり変わらず、食べてみると
①室温放置したもの =さらに柔らかい
②柄をラップで包んで室温保存したもの =①と同じくらい柔らかい
③柄をラップで包んで野菜室で保存したもの =やや硬め
でした。

 

7日目では6日目とあまり変わらず、下の写真のように野菜室保存ではあまり変化はない。
室温保存組は外皮に黒いスイートスポットがかなり出ている状況。

 

中身は見た目にはあまり変わらないが、食べてみると
①室温放置したもの =さらに柔らかいなり美味しくない
②柄をラップで包んで室温保存したもの =①と同じくらい柔らかい
③柄をラップで包んで野菜室で保存したもの =やや硬め
でした。
既に①と②はあまり美味しくない=6日目くらいが室温での保存の限界か。

 

9日目は野菜室保存の物だけになりますが、外皮がかなり黒くなりました。

中身はわずかに黒くなりだし、少し柔らかくなり始めた感じです。

断面を見てもほとんど問題ない感じでした。

10日目の外見は9日目とあまり変わりません。

しかし中身も少し黒ずんできて、かなり柔らかくなってきた。
この辺が野菜室での保存の限界かという感じです。

まとめ

室温保存(約20℃)では柄部分のラップ巻きの効果は無いようで、どちらも6日くらいが美味しく食べれる保存の限界でした。

一方、冷蔵庫の野菜室保存の場合は9日目くらいが限界という結果でした。
今回の実験時の野菜室の正確な温度が分かりませんが、あまり低いと低温障害で皮が黒く変色するらしいです。

今回の比較実験では室温での保存より、野菜室の方が1.5倍長持ちしたという結果になりました。
6日と9日の差ですが、夏場のように室温が高い時はもっと差が出たと考えられます。
野菜室はだいたい年中同じ温度を保ちますが、室温は夏になるとリビングの冷房温度を28℃くらいに設定しているので、今回の実験温度より高いからもっと早く熟してしまうでしょう。

いつも買っているバナナは夏場では(室温保存で)大抵3日くらいでかなり柔らかくなっていました。

結果として、夏場で3日以上の保存をしたいなら野菜室で保存をした方が良く、9日くらいは持つでしょうという結果になります。

ただし、店先に並んでいる時のバナナの熟し具合によってあと何日持つか変わってくるわけですが、今回の実験結果は購入してからの保存方法の比較ということになりますので参考までに。

最後までお読みいただき有難うございました。

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